巽屋でタイムが1分縮まる!
出かけてきます
「行ってらっしゃいませ!」
フロントに鍵を預けて、自動ドアがあくと雨は上がっている。
路面も雨でひかるほどはない。
予定通り、とくしまラーメン2軒め巽屋(たつみや)をめざす。
カーナビはないので、印刷しておいた地図が頼り。
事前のしらべでは徳島駅から 3.2km 所要時間9分。
ところがバス通りの県道は大渋滞。
バイクと言えどもすり抜けはできないので、なかなか前に進まない。
ここからと思った交差点から左折したが、なかなか巽屋が見えてこない。
引き返そうかと思った頃、ようやく右手にそれらしき灯り。
道に迷い、心細くなった時にみる交番の灯りのようだ。
結局30分近くかかってしまった。
バイクを停めてヘルメットをホルダーに掛けていると
「こんばんは!」
麺のバットを抱えた店主らしきおじさん。
こんばんは!
愛想がいいじゃないか。
客商売はこうじゃなくっちゃ。
ガンコ親父のこだわりラーメンなんてくそく・・・
広い店内には先客1組。
食券を買い求める。
今度こそ肉玉子入り、そしてごはん(中)
たくあんが嬉しい
んまい!
ココログはこの文字が「最大」
できることならば、2倍くらい大きな文字にしたい。
1年前、徳島のガイドブックを研究し始めた時から、とくしまラーメンの写真を見て描いていたのはこのイメージだ。
ごはん(大)にすればよかった。
電話の問合せがはいる。
「今、周りになにがみえますか?」
道順を教える件のおじさん。
ラーメンに夢中だった間に、3分の1ほどが埋まり賑わい始めている。
マラソン前日は、計量を終えて試合を待つボクサーと同じ。
辛かった減量はもはや終わり。
今は明日に備えてカロリーを蓄えなければならない。
この3ヶ月はラーメンすら口にしていない。
ゆっくり15分をかけて味わい、汁も飲み干す。
これで明日のタイムは1分ほど縮まった気がする。
去年、ベストタイムに1分届かず苦汁をなめた。
マラソンにおいて、1分は天と地を分ける時間だ。
ごちそうさま!
感謝を込めて挨拶をして暖簾をくぐろうとすると、入れ違いで数組の客がやってきた。
徳島駅の中心から遠い。
電車はない。
遠来のランナーが来るためには、タクシーしかない。
こうしてレンタバイクを借りたおかげで、いい味、いい思い出ができた。
食べ終えてこれから駅へ戻ります^_^
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