滝川クリステルが起用された理由 貢献したポイントとは
滝川クリステルはかつて、斜め45度の角度でニュースを読んでいたタレントである。
1977年10月1日
パリでフランス人の父親、日本人の母親の間に生まれる。
2000年
契約社員として共同テレビ入社
契約社員とは、期間や業務内容などに何らかの制限がある労働契約。
法的にはこの言葉はない。
正社員と同等の労働をしている場合、同等の待遇を受ける権利がある。
2002年10月
フジテレビの深夜ニュース番組「ニュースJAPAN」のキャスターとして出演開始。
2003年
出演から一年後、カメラアングルを斜め45度に変更。
「モナリザを参考にした」という斜の構えとほほえみ。
従来のニュースキャスターにはなかった芸風。
初めて見た時は、目が点になった。
実家に帰ってテレビを見ていた時、初めて滝川を見た姉は
「なに、これ? おかしい」
と笑い出した。
異国人どうしの父母の間に生まれた子どもを日本では「ハーフ」と呼んできたが、近年「ダブル」という呼称が使われ始めている。
滝川は自らを「ハーフではない。ダブルです」と言っている。
2007年
12月、斜め45度アングルを休止する。
そっくりさんタレントの幸サヘル(本名サヘル・ローズ 1986年10月23日生まれ イラン出身)が年末年始のテレビ番組で物まねを披露、脚光を浴びた。
2008年2月11日
斜め45度アングルを再開。
2月「やっぱり滝川クリステルは斜め45度がいいのだ!」小倉淳 講談社~が出版される。
全編、滝川のことを書いた本ではない。
テレビ局の表現について、内側から描いた好著。メディアで創作活動をする人は読む価値がある。
その1章で滝川の斜め45度について分析している。
2009年9月26日
ニュースキャスターとしての出演が最終回を迎えた。
2009年10月
資生堂「TSUBAKI」でCM初出演。
2010年4月18日
「Mr.サンデー」出演開始
2013年
東京五輪2020年招致活動の招致アンバサダーとしてプレゼンに登壇。
流ちょうなフランス語は、一部のIOC委員から絶賛された。
オリンピックはフランス人のクーベルタンが考案した。
IOC委員にはフランス語を話す人が多い。
日本の「おもてなし」をアピールするスピーカーとして、流ちょうなフランス語を話す滝川が起用された。
フランスは2024年にパリ五輪開催を目指している。
もしも2020年がマドリッドに決まれば、同じヨーロッパでの連続開催になってしまい、可能性が薄まってしまう。
フランス語圏のIOC委員は、2020年には欧州以外の開催地を希望していたはずだ。
2016年は南米初のリオ五輪。
そうなると、2020年はアジアかアフリカしかない。
フランス語圏のIOC委員にフランス語で語りかける滝川の存在は、開催権獲得の大きなポイントを稼いだと言えるだろう。
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