風のようにQちゃんが、抜いて行った
4-5km
吉野川を渡りきって、西行き。
ここからは中間地点まで延々と川を上っていく。
この1kmの高低差は6m以内。
フラットなコース!
と言われていても、本当にフラットなコースはない。
マラソンは公道を走るスポーツ。
フラットで走りやすいというレースでも、GPSが記録した高低差は地震計の針のように、細かく上下しているものだ。
グリップ給水ボトルでこまめな給水を摂る。
レプレニッシュをOS-1で割ったものを、両手に持ってきた。
4-5km区間
5-6km
5kmで手元のスプリット・ブレスレットを確認。
字が見えない・・
去年まで見えていた字がよく見えなくなっている。
来年のレースでは、5km毎だけに絞って、その分フォントサイズを上げることにしよう。
そんなことを考えながら走っている。
メモを取りたいが、そうもいかない。
レース中ずっと独り言を録音してくれる、超小型ICレコーダーが欲しい。
そうすれば、まさに"走りながら書いたブログ"だ。
6-7km
ラップは目標どおりで安定している。
だが、渋滞は相変わらず。
河川敷のコースは、荒川市民マラソン(現・板橋Cityマラソン)もそうだが、序盤は渋滞が激しいもの。
それにしても、とくしまマラソンの渋滞は半端ではない。
コースの許容範囲に対して、定員を多く取りすぎなのではないか。
7-8km
じぐざぐ走りはしたくない。
そういう余計な体力消耗は、後半に疲労となって効いてくる。
プロのマラソン・レースでも、序盤に余計な動きをした選手から順番に脱落していく。
できるだけ直線的に追い抜くためには、道路右端、まさに崖っぷちの所を行くしかない。
しかし、少しでも右側が空くと、さらに後ろから追い抜きランナーが来る。
スペースを求めた熾烈な戦いだ。
8-9km
後ろのほうがざわめいたかと思うと、Qちゃんが抜いて行く。
速い!
ランナーとハイタッチをしながら、声をかけていく。
となりに来たが、グリップ給水ボトルを両手に持っているのをみて、タッチなし。
手持ちの給水はグッドレースの生命線。
仕方ない。
少し残念だった。
時計の針は10時を回った。
などと言うのは、後でデータを見ながらのことであり、レース中、暦日時分とは縁がない。
9-10km
風だ
とくしまマラソンのように一定方向の"行ってこい"レースでは、片道が追い風の場合、片道が向かい風。
理想は無風。
追い風の助けは要らない。とにかく逆風はゴメンだ。
恐れていた風は前方からやってきた。
向かい風。
どうか、一瞬で止みますように
祈りつつ、下を向いて走る。
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