4時間台に並んだのに、5時間ペースで走る人たち
スタートラインまでは、混んでおりウォーキング。
スピーカーからQちゃんの声がする。
「がんばって!」
「行ってらっしゃい!」
「怪我しないように」
それを言うなっての
ニューハレXの、感じがいい。
足首がしっかりと固定されていて、安心感がある。
スタートラインをまたいだところで、スタートボタンを押す。
GPSの記録によると9時6分31秒。
すなわち、4時間30分あたりの列に並んだ場合、ロスタイムは6分30秒ということになる。
このタイムは、他の大会と比較してごく平均的なものだ。
0-1km
はじめの1kmは、道がすごく狭い。
片側1車線、対向2車線の道を片側しか使っていない。
これは、全車線を使ったほうがよい。
極端なスローペースに驚く。
これまでに走ったどの大会でも、スタートから皆けっこうスピードを出していくのである。
「マラソンはいきなりとばしてはいけません。これでもかというほど、スローで入った方がタイムはよくなります」
というスロースタート説が浸透したのか?
皆飛ばさない。
いや、飛ばせないのだ。
入りの1kmは7分44秒もかかってしまった。
1-2km
道路は左折して橋へと向かう。
なだらかに上り始める。
あまりにペースが遅い。
せめてキロ7分以内に入れたいのだが、前が空いていない。
「通ります」
声をかけてから、わずかな隙間をついて、追い抜いていく。
それにしても4時間前半の列に並んだ人が、こんなに遅いペースで走っていていい訳がない。
このペースでは、終盤に上げたとしても5時間切りがやっとだろう。
2-3km
やがて前方に吉野川大橋が見えてくる・・
と言っても橋そのものは見えない。
ジェットコースターかっ
思わず道路につっこむ。
まさに、スタートしたばかりのジェットコースターが最高地点まで、カタカタカタカタと音を立てて進んでいく、あの景色と同じ。
道路の先に見えているのは青い空しかない。
空を見たら気が滅入る。
こういう時はひたすら地面を見て、平地だと思って淡々と走ることに努める。
3-4km
3km地点は橋の上で迎える。
ここまでまだ1度も、1kmラップが7分を切っていない。
予定ペースから、いきなり2分の借金。
去年はここでエンジンをかけずに気長に行ってしまい失敗した。
橋が下りにさしかかってからは、猛然とスピードを上げていく。
ようやく、この日初めて6分台に入れることができた。
| 固定リンク | 0
「しらべるが走る!」カテゴリの記事
- 我が心の引退レース(2022.03.09)
- 長崎平和マラソン エントリー方法発表!(2020.02.12)
- 大迫傑曰く「タイムは気にする必要はない」(2020.01.21)
- マラソンの最後の1kmは、それまでの41kmとは絶対に距離が違うと思う(2020.01.20)
- 地道に走り、最下位を脱出(2020.01.18)