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2013年10月18日 (金)

ユーロ2008 ポルトガルに迫る影

2008年6月
ユーロ2008が、スイスとオーストリアで共同開催された。

ポルトガルは、予選A組2位で出場権を獲得した。

2007年11月21日 予選最終戦  △0-0
3位フィンランドとの直接対決。
ポルトガルは、引分以上で出場が決まる状況で引き分け。薄氷を踏む思いの出場権獲得となった。


デコファンになってポルトガルを応援するようになって以来、ポルトガルが予選を楽々勝ち抜いたことは1度もない。
サッカー選手の旬は短く、4年に1度のメジャー大会出場は超一流選手で3大会。
一流選手では2回程度だ。
その限られた出場機会が、予選落ちでは洒落にならない。


応援しようにも、欧州予選が日本で放送されるのは希で、ポルトガルの予選を手に汗握りながら観戦することもない。
それは、子供の頃WGPの結果を月に1度の雑誌で知っていた頃のようなもどかしさ。
朝起きて、サッカー情報サイトにアクセス。
エンターキーを押した先に、いきなり結果が出るというのは、なんとも心臓に悪い。

監督は2006W杯に続いて、ブラジル人のルイス・フェリペ・スコラーリ。
2002年、ブラジルをW杯制覇に導いた彼が、今度こそはポルトガルを頂点に立たせてくれると期待した大会。
しかし、皮肉にもその敗因は監督自らが作ってしまった。

6月7日 20:45(日本時間 8日 3:45)
グループリーグA組 第1戦
○ポルトガル2-0トルコ

後半16分、ヌノ・ゴメスとのワンツーでペペが先制ゴール
後半45分、デコがメイラと交代した直後の46分、ロナウドのパスをジョアン・モウチーニョが中継、メイレレスが得点。

6月11日 18:00(日本時間 12日 1:00)
グループリーグA組 第2戦
チェコ1-3ポルトガル○

チェコは1972年にユーロを制覇している強豪。
ポルトガルはまだ優勝はない。

チェコは、ゲームメーカーのトーマス・ロシツキ(アーセナル)を怪我のため招集できなかったのが痛かった。

前半8分、ロナウドが放ったシュートのこぼれ球を、デコが俊敏な身のこなしで押し込んで先制ゴール。
GKは後にチェルシーで同僚となるペトル・ツェフ。
メジャー大会でのデコ・ゴールは2006年W杯「デコのこじんぎー」ゴールと、このゴールの2つだけだった。

前半16分、シオンコの同点ゴールで 1-1

後半18分、オフサイドトラップにかからぬよう、タイミングを計って右サイドに侵入したデコがロナウドにラストパス。ロナウド今大会初ゴール。

今思い返した時、この大会のポルトガルを象徴していた場面が後半30分にある。
デコがゴール前でもらったファウル。
すると、FKシモンがボールを離さない。
ここで、ベテランのカルバーリョとデコが協議。
ロナウドは「FKは僕じゃないの?」と定位置について様子を見ている。

両手を広げてそれはないだろ?とシマンに話すデコ。
結局デコが折れて、シモンが蹴ったボールは壁に跳ね返った。

後半45分、FKを得たデコ。
チェコは敗色濃厚となり、集中力が落ちていた。
そこで、デコはクイック・リスタート。
前線のロナウドにロングボールを入れる。
フリーでゴール前まで進んだロナウドはツェフを十分に引きつけて、左から走り込んだクアレスマへ配球。
クアレスマが難なくインサイド・キックでゴールに流し込んだ。
クアレスマはユーロ初ゴール。

一見楽勝に見える開幕2連勝。
だが、シモンのわがままは、チームの勝利のために11人が同じ方向を向いているとは言い難い出来事だった。

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