お名前いただけますか?女 現る!
社内クレーマーが言う「お名前いただけますか?」について書いてから、5年が過ぎた。
最近では滅多に聞くことがなくなったこの言葉。
・自分の部署の信頼度が上がった。
・名前を聞かなくても、相手が逃げるわけではないと悟った。
死語になりつつあるのには、こうした理由が考えられる。
などと思いつつ、油断していた。
5年ぶり「お名前いただけますか?女」の登場だ。
前回のそれは、いわゆる「ご指名さん」だった。
名前を聞き出す目的は、次からその人を指名して電話をかけるため。
ところが、今回は違う。
いわゆる、戦闘準備モード。言質を取った上での証拠採取だ。
「お名前いただけますか?女」の特徴は、
・入社以来、上司の男性にちやほやされてきた。
・自分の上司が強力な権力を持っており、告げ口すれば、電話の相手を打ち負かすことができると考えている。
「告げ口すれば、こっちが勝つ」
という目算がない人は、直接対決に出る。
後から一泡吹かせる勝算があるからこそ
「お名前いただけますか?」となる。
身分不相応な権力感に酔い、のぼせる方も悪いが、甘やかす方が、もっと悪い。
とにかく、戦いたくて仕方がない。
常に真っ当なのは自分で、自分が職場のルールブックだと錯覚している。
戦わないための唯一の例外は、その場で自分の言い分が通り、相手が折れること。
このケースは、内規に照らしても認められませんが・・
このように、相手がきっぱりとした筋論で対抗しようものなら、
「しめしめ」
ネギを背負ったカモの出現に、戦闘モードのスイッチが入る。
「ということは、仕事をするなということですね。
失礼ですけど、お名前いただけますか?」
こうして、自分で言った言葉を相手が言ったことにして、つよ~い味方の上司に、純粋なOLとして上申するのである。
戦うためには、十分なヒマが必要だ。
「そんなことはない。毎日、残業してます」
という答えが返ってくるが、ヒマを潰しているから仕事が終わらないだけのことだ。
戦ったり、勝手に休憩したり、ネットショッピングをしている人に限って、その口から3大常套句が漏れる。
忙しい。
使えない。
現場のことがなに一つわかってない。
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