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2013年11月 1日 (金)

蒸せかえる熱気?ついに全員が立ち上がる「夏草の線路」

心地よい栗コーダーカルテットの笛の音。
遊佐未森の歌声に身を委ねていた至福の時
突如、予期していなかった邪魔がはいった

加齢臭だ!

いや、正確に言うと加齢臭の風だ
風は右後方から吹いてきた
そちらにいるのは、ミモリストガール
まさか、加齢臭の歳じゃない
後ろの列に加齢臭の発生源がいるのだろう。

ふり返って確認するわけにもいかない。
手の打ちようがない。
それにしても不運だ
こんな時に
加齢臭の風は、10秒ほどで消えた
館内にエアコンの風が舞っているのだろう。

栗コーダー・カルテットのコーナー終了。
再びバンドメンバーが入り
「Floria」
ここで、客席10人の男性が立ち上がった。
場所はバラバラ。
そして曲が進むにつれてあちこちで。客席右半分は、ほぼ全員が立っている。

左側はというと、
後ろを気にしながら、立ってもいいかなと様子をうかがう男性。
でも後ろが立っていないのを確認すると、立ち上がるのを諦めた。
なんて、マナーがいいんだ。
他のライブでは、こんな気配り見たことない。

次は、夏草のぉ?
と問いかける遊佐未森。
せんろ~
と一部の男性客が唱和して、1990年代の名曲「夏草の線路」
ついには残っていた人達も立ち上がり、今日初めての場内総立ち。

総立ちになった流れを押し込むように、アップテンポな
「窓を開けた時」でたたみ掛けていく。

手拍子をとり、場内の熱気が生まれた、その時。
またも、加齢臭だ
やはり今回も、加齢臭の風は右後方からやってきた。

この後も数曲に一度、加齢臭の風は吹いてくる。
それにしても、これだけ度重なると・・
まさか、俺か?
いや、自分の加齢臭は自分では気づかないはずだ。

むむ、もしかすると隣りのミモリスト・ガールには、隣にいる僕に容疑がかかっているかも知れない。
それは心外だ。

この加齢臭は僕じゃないです
ほら、はーっ
というわけにもいかない。

はっ

今、そんなことを考えている場合か?
目の前に流れている音楽を楽しまなければ
もったいない。
前方のステージに集中しよう。

つづく

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