蒸せかえる熱気?ついに全員が立ち上がる「夏草の線路」
心地よい栗コーダーカルテットの笛の音。
遊佐未森の歌声に身を委ねていた至福の時
突如、予期していなかった邪魔がはいった
加齢臭だ!
いや、正確に言うと加齢臭の風だ
風は右後方から吹いてきた
そちらにいるのは、ミモリストガール
まさか、加齢臭の歳じゃない
後ろの列に加齢臭の発生源がいるのだろう。
ふり返って確認するわけにもいかない。
手の打ちようがない。
それにしても不運だ
こんな時に
加齢臭の風は、10秒ほどで消えた
館内にエアコンの風が舞っているのだろう。
栗コーダー・カルテットのコーナー終了。
再びバンドメンバーが入り
「Floria」
ここで、客席10人の男性が立ち上がった。
場所はバラバラ。
そして曲が進むにつれてあちこちで。客席右半分は、ほぼ全員が立っている。
左側はというと、
後ろを気にしながら、立ってもいいかなと様子をうかがう男性。
でも後ろが立っていないのを確認すると、立ち上がるのを諦めた。
なんて、マナーがいいんだ。
他のライブでは、こんな気配り見たことない。
次は、夏草のぉ?
と問いかける遊佐未森。
せんろ~
と一部の男性客が唱和して、1990年代の名曲「夏草の線路」
ついには残っていた人達も立ち上がり、今日初めての場内総立ち。
総立ちになった流れを押し込むように、アップテンポな
「窓を開けた時」でたたみ掛けていく。
手拍子をとり、場内の熱気が生まれた、その時。
またも、加齢臭だ
やはり今回も、加齢臭の風は右後方からやってきた。
この後も数曲に一度、加齢臭の風は吹いてくる。
それにしても、これだけ度重なると・・
まさか、俺か?
いや、自分の加齢臭は自分では気づかないはずだ。
むむ、もしかすると隣りのミモリスト・ガールには、隣にいる僕に容疑がかかっているかも知れない。
それは心外だ。
この加齢臭は僕じゃないです
ほら、はーっ
というわけにもいかない。
はっ
今、そんなことを考えている場合か?
目の前に流れている音楽を楽しまなければ
もったいない。
前方のステージに集中しよう。
つづく
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