長崎カステラアイス
それはまだ、ハウステンボスが出口の見えない不振にあえいでいた2005年夏のことだ。
里帰りすると、いつもハウステンボスへ行く。
朝から閉園まで。
いや閉園を過ぎても。
今でこそ、ハウステンボスは深夜まで営業するようになったが、当時は真夏でも21時閉園。
だが、21時で締め出されるというわけではなく、出口はいつも開いてるので遅くまで園内で過ごすことができた。
朝10時の開店に老舗ヒカリに駆けつけて、ハンバーガーをテイクアウト
ビニルに入れてくれるので時間がたってからでも美味しく食べられる。
特に佐世保バーガーの要諦であるタマネギの風味が失われないことが重要だ。
お昼に入国して、日陰のベンチでハンバーガーを食べる。
フリーパスポートで、あくせくと1年分の"見溜め"
夕方には、ドムトールンの麓、運河沿いのテラスでピザやホットドッグを買ってきて夕食をとる。
夕食を終えると、ホテルアムステルダム前の石垣に陣取り、花火をみて帰る。
富田勲の音楽とレーザー光線と花火のショウ
開園当初から変わらぬスタイル。
花火ラストのしだれ柳が広がると、やったぁって笑ってしまう。
低くて近い位置に上がるので、ここの花火はどこよりも迫力を感じる。
出国棟までゆっくりと歩き、22時まで開いているスキポールでお土産を買い、ゲートを出て出国。
だが、それでは終わらない。
ゲートを出た先、最後はアイスで締める。
今ならば、チューリップソフトがお約束なのだが、
出口にあるコンビニkikkerに美味しそうなアイスがあった。
「長崎カステラアイス」
パッケージには皿にのった1切れのカステラ。
きっと、バニラにほのかなカステラ風味がついているのだろうと想像する。
溶けないうちに食べよう。
駐車場で車に乗り込み、
アイスのフタを取る。
そこで、さじを構えて固まった。
まさに、目が点になる。
そのまんまかい。
そこには、小ぶりに切った、一切れのカステラ。
しかも、カステラはぱさぱさ。
翌年以降、里帰りの時には探してみるのだが、まだ再会していない。
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