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2013年12月26日 (木)

冬場の東京に雨が降らない理由

その疑問が頭をもたげたのは、今記録を紐解いてみると2005年冬のことだった。

1度、マラソンを完走してみたい!
そう思って、ウォーキングを始めていた。

ウィークデーは通勤で歩き、週末は近くを歩く。
晴れた日射しをからだ一杯に受けて、外を歩くのはなんと清々しいことか。

ウォーキングを始めてから一か月ほど、たった日。

そういえば、この一か月、東京では雨がふっていないんじゃないか?

やはり、そうか
僕は晴れ男なのだ。

僕が外で活動することが予定されていると、その地域には雨は降らないというジンクスが東京全体に及んでしまっているようだ。

1年後、やはり晴れ男のジンクスは続いていた。
2年後、ようやくその事実に気づいた。

晴れ男のジンクスではなく、
冬場の東京は雨が降らないのだ。

冬場の東京に雨が降らない理由
それは、西高東低の冬型気圧配置にある。

西高東低とは、日本の西に高気圧、東に低気圧。
風は気圧が低い方へ吹く。
日本にはこの季節、北西からの風が吹き込む日が増える。

風が海を渡ってくると蒸気を巻き上げるため、湿度が上がる。
湿度が上がると雲ができる。
雲は雨を降らせる。

一方、東京を含む関東地方から見た北西方向には、1500m級から富士山の3776mまで。
連なる高峰が北西から吹く風をガードしている。

風は山に当たって弱まり、乾いた風になる。
乾いた風は湿度を下げる。
湿度が低いと雲ができない。
雲がないから雨が降らない。

冬場の関東平野は好天の日に恵まれる。
関東繁栄の理由は、平地が広いだけではない。
過ごしやすい天候に、人々が集い栄えてきたのだろう。

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