くまもんの前で、いい人になりきれなかった。
せっかく集まったのだから、お友達になりましょう!
ステージからみまこお姉さんが呼びかける。
きた・・・
各種スキルアップ研修に行くと、アイスブレークのために冒頭にこのような取り組みが行われる。
誰もが「いい人モード」になっていなければ成り立たない試みだ。
だが、今夜はいつもの夜とは違う。
大半の人は、くまモンを見に来ているのであって、くまモンファンの友だちを作りに来ているのではない。
そういう見知らぬ人たちが手をつなぎ、肩を組む・・・
昨今の若者でなくても「ムリムリムリムリ」という声が聞こえそうだ。
両隣は、おじさんとおばさん。
座席は1席ごとの抽選なので、誰もが単独で座っている。
曲が始まる。
モンバイザーをかぶり、
カメラはひざに置いて、両手を空けておく。
いつでも、対応できるように。
いい人モードに入ることはOKですよ。
両側の2人にサインを送るために。
すると、おばさん カメラをかざして撮影し始めた。
「撮ってるから、お遊戯ムリです」
と言わんばかり。
もう片方の男性は、いい人準備できてますモードだったが、やはり、気恥ずかしい。
結局、居心地の悪い数分間を過ごすことになった。
18:50
童謡ミュージカル、フィナーレ
ここまで、あっという間の2時間だった。
でもまだ、終了予定の20時までは1時間あるぞ・・
恐らく撤収完了が20時で、観客退出の時間をみて、早めにひけて終わるのだな。
このときは、そう考えていた。
くまモンが左袖に帰って行く。
最後の一瞬まで気を抜かず、なにかして驚かせようと狙っている。
くまモンは生まれながらのコメディアンだ。
残すプログラムは「大抽選会」
机が運びこまれて、その上に手提げ袋に入ったプレゼントが置かれる。
ステージ左下には、プレゼント引き渡し所が設営された。
抽選券は手元の座席券。
座席番号と同じ紙がテーブル上の抽選箱に入っている。
紙袋に入っているので、いったいどのような賞品が当たるのかは、まだわからない。
前列の子ども達は、座席券をかざしてそわそわしている。
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