2年ぶり、長崎オランダ村を尋ねる。
くまモンスクエアで、くまモンを堪能した熊本デーから一夜明けたその日は、2年ぶりにこの村にやってきた。
長崎オランダ村である。
公園として公開されていると聞いて訪れてから2年、その後、なにか変化はあっただろうか。
受付で住所、氏名を書いて、首から提げる名札を受け取る。
これは2年前と同じ。
入場料はかからない。
外は記録的猛暑。
40度を超えたと報道されている四万十ほどではないが、九州の西の端、長崎も例外ではない。
「中には自販機とか、ありませんよ」
水分補給は大丈夫かと気遣ってくれる係員の方。
恐らく、ここオランダ村を管理している西海市の職員だろう。
前にも来ましたから、大丈夫ですよ。
とリュックから、ゼリータイプのOS-1を示してみせる。
アコーデオン・カーテンを開いて園内へ。
再びアコーデオン・カーテンを閉める。
そうしないと、事務室が蒸し風呂になってしまう。
入場してすぐのエスカレーターは、もちろん動いてはいない。
ただ、2年前張り巡らされていた蜘蛛の巣はキレイになくなっていた。
地面の掃除も行き届いており、小ぎれいになった。
海辺を見つめる彼らも、2年前と同じように海を見ながら語り合っている。
その先に見える海も空も建物も
完全に時が止まった町(あ、村か)
これほどまでに、変わらない場所は、今やどこにもないんじゃないか。
かつては、勢いよく周り、国道を走るドライバーの目を止めた風車は、もう随分長く回っていない。
いつも真夏にしか来られないので、長居は無用になってしまう。
できれば、春秋の過ごしやすい時に来て、ゆっくり過ごしたい。
この村が身近にある西海市の人たちは幸せだ。
2年前にはお帰りにアンケートがあり、木靴のキーホルダーをもらったが、今はやっていなかった。
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