心拍計の効能 miCoach SMART RUNで知った体の仕組み
2度めの折り返しが見えてきた。
ここで、オレンジ色のシャツを着た兄ちゃんが抜いて行く。
自分より少し速いペース。
5分30秒くらいか。
できれば、ペースメーカーにさせてもらいたいところだが、付けない。
女性ボランティア2人が折り返しの走路監視。
この大会は、全体的にボランティア・スタッフが多い。
それから今日は女性が多い。
8割は女性ではないか。
11km
心拍数はなだらかに上がる。
一気に飛ばしたら、一気に上がるかというとそうではない。
心臓が血液を送り出す量は、一段ずつのギア・チェンジなのだ。
それゆえに、レースペースに乗り
「調子でてきたな」
と思える時間がかかる。
これらのことは、miCoach SMART RUNを使って、データを取りながら走ってわかったことだ。
10.7kmまでは、オレンジゾーン(157rpm)に留まっていたが、ここからはゾーンを越えている。
折り返してすぐ、黄色い兄ちゃんに追いつく。
次は・・
50m前方に見える黄色い兄ちゃん。
目立つ色と言うこともあるが、上下動が少ない一定のリズムで走っていることがマーカーの条件。
いいフォームからは、いいイメージが伝染してくる。
そうでない場合も、然りだ。
ペースメーカーを導入したこのラップから、ラップタイムは再び減少カーブを描き始める。
12km
2人めの黄色い兄ちゃんに追いつく。
と思ったら姉ちゃんだった・・
オレンジの兄ちゃんは少しずつ距離が開いている。
諦めず、前を追う。
どうやら、調子は悪くないぞ!
少し、楽しくなってきた。
13km
miCoach SMART RUNを第二画面に切り替える。
miCoach SMART RUNは3種類の表示を切り替えることができる。
それぞれ、自分でカスタマイズして、状況に応じて切り替えて見る。
レース中の第1画面は以下の4データ。
上段:距離|総時間
下段:前回ラップ|ペース
レース中の第2画面は以下の4データ。
上段:距離|心拍数
下段:前回ラップ|ペース
1,2の違いは右上
総時間⇔心拍数
心拍数は練習中に見るものであって、レース中に見るものではない。
ただし、前半だけは飛ばしすぎていないかをチェックするために、切り替えて見られるようにしたい。
このラップの平均心拍数は165。
ラップタイムはこの日のベストを刻んでいた。
14km
ラップタイムはまずまずのところで安定している。
これは、いいタイムが出るのではないか。
体が楽に感じている。
後でデータをみると、この時、心拍数、ラップタイム共に落ち始める。
少し、楽観して休んでしまったのだろうか。
ペースメーカーとして、追っかけていたオレンジの兄ちゃんに追いついた。
少し、兄ちゃんのペースが落ちているように見える。
彼との勝負ではないので、ここで躊躇しても仕方がない。
体の赴くまま、出せるスピードを出していく。
ただし、余計な力を使わないように。
レースでは瞬時の気合いは厳禁。
長い距離を耐えに耐えることはあってもいい。
瞬時のスパートやスピードアップをすると、その後、すぐに反動が来てしまうものだ。
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