消費税5%→8% 税率アップ前後の48時間アーカイブ
消費税5%最終日
いつもより多めに買い物をする。
かといって買いだめはしない。
重い荷物を持ちたくないし、家には置き場がない。
いつもは、その日の分だけを買う「R-1」「OS-1」を三日分買った程度だ。
「R-1」はインフルエンザの予防に効くという風評があるヨーグルト。
佐賀県有田町の小学校では、長期間に渡り児童に供給された。
その結果、周辺地域よりもインフルエンザの感染率が低いデータが出た。
子ども達に効果があったことを目の当たりにしているため、周辺地域ではとてもよく売れ続けている。
その評判はほどなく全国に波及して、今やインフルエンザの流行期には品薄になる。
コンビニの実勢価格は132円。
5%最終日となった3月31日は月曜日。
土日で駆け込み需要は終わったのか、スーパーやコンビニは閑散としている。
コンビニで週末に呑むビールでも買い置きしようかと値段をみると、スーパーよりも23円高い。税額アップ分の4円を惜しんで23円高いものを買っては本末転倒。
買い置きは見送る。
電車の駅では定期券を更新できる券売機に行列ができていた。
定期の更新ができるのは、通常は1週間前。
今回は増税前の駆け込みに配慮して2週間前から受け付けた。
ここに並んでいるのは、前夜にならなければ腰が上がらない人たちだ。
公共交通機関やタクシーは、24時を境に税額をアップすることはなく、翌営業日からの適用とした。
24時間営業のコンビニ。
セブン、ローソンでは、24時前に会計を始めた客までが5%。
23時59分59秒に1つめのチロルチョコをスキャンすれば、その後スキャンするすべての商品が5%扱い。
0時を過ぎてスキャンを始めた客からが8%だ。
それにしても、0時をまたいだ客の特例プログラムまで作るとは・・・
たったそれだけのために、どれだけ開発費がアップしたことだろう。
考えただけでやるせない。
コンピューター・システムは「ラスト1マイル」に大きなお金がかかる。
通常処理が70%、例外処理が30%とした場合、
通常処理に70%、例外処理に30%のお金がかかるわけではない。
おおざっぱに言うと、通常処理に50%、例外処理に50%がかかる。
例外のほうが、通常よりも圧倒的に種類が多く、難易度も高い。
4月1日
消費税8%の夜が明けて、初めての消費は自販機で缶コーヒー。
昨日と値段が変わっていない。
コンビニに行く・・・
特に変わった様子はない。
価格は総額表示されていて、昨日と一見変化がない。
支払いを終えてレシートを見る。
合計 596円
(内消費税等44円)
210円だったティラミスは216円になり、
132円だったR-1は136円になった。
最後にネット通販。
amazonをのぞく。
カートに保存して置いた商品が
「この商品は、選択した出品者から入手できなくなりました」
となっている。
だが、それは偶然で、商品を再びカートに入れると購入することができた。
5%当時には580円だったと思うが600円になっている。
カートに保存している間に値段が変わりましたという、いつもの案内は出ていない。
amazonは総額表示であり、増税感は伝わってこない。
3%上がってもインパクトは大きくない。
8%に慣れた頃、これがさらに2%上がっても、やはりインパクトは小さいだろう。
小刻みに上げていく作戦は成功しそうだ。
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