終盤に失速しないのは、フルにつながる走り
折り返し点
ちょうど前を走っているランナーがいなかったため、折り返しであることに気づくのが遅れた。
危うくその先まで突き抜けそうになった。
折り返すと、東京湾に向かって風は少しだけ追っている。
いつもの多摩川の風向き。
典型的な「後半いただきパターン」のレースだ。
いつもの通りターゲットを見定めては距離を詰める。
追い抜いたら、またその先にいるランナーに目標を切り替える。
前半をゆるく入ったお陰だろう。
順調にペースを上げていける。
13km以降、ゴールまではすべて5分台を維持できた。
今日はいいレースになる。
いいタイムが出るだろう。
そう確信して走る日は楽しい。
2月のWRJ新春ランニング感謝祭よりは、随分楽しい。
2月には息切れしたラスト2kmも、十分速いラップで終えた。
ショッツも30分毎に4回。
予定通りきっちり摂った。
2月にはあまりに胸焼けがひどかったが、今回は味に体が慣れたようだ。
レース前に摂ったCLIF SHOTのチョコレートは、本当にチョコレートだった。
家を出る前に10分湯煎してきたがそれでも固い。
湯煎が面倒なので、本番使用は見送ろうと思う。
テーピング(非伸縮)によるかかと固定はなくてもよさそうだ。
あってもいいのかも知れないが、少なくとも固定して出たレースはいずれもタイムが出ていない。
テーピングに罪はないのかも知れないが、なくてもいい結果は出せる。
それならば、御守り代わりに固定するのはやめることにした。
ゴール地点の古市場陸上競技場が見えてきた。
手元のmiCoach SMART RUNは21kmを計測した。
だが、古市場陸上競技場かと思ったそれは、となりの野球場だった。
頭が混乱し始める。
いったい何キロ走るんだ?
ゴール地点の時計は手元の時計とほぼ同じ時間を表示している。
2月の「WRJ新春ランニング感謝祭」より4分も遅い。
ゴール地点でポカリスエットのペットボトルを受け取り、すぐに記録証の列に並ぶ。
やはりタイムはいま一つだ。
なんだこのタイムは?
走っている時は「いいレースだ」と思っていたんだけどな。
前半を無理せず入ったからだろう。
12kmから21kmの1000mは、自己ベストのタイムが出ていた。
スピードはついている。
よし、あとは耐久力をつけていくぞ。
一つだけ前向きにこのレースをとらえるならば、終盤まで失速せずペースを上げていけたのはフルにつながる走りだ。
21kmを終える時点で失速していないということは、この展開が本番の教科書かも知れないということだ。
本番では今日くらいゆっくり入れと言うことか。
これからパソコンとにらめっこして考えていこう。
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