長野マラソンの序盤が速い理由
0-1km
ロスタイムはIブロック後方で4分40秒程度。
走り終えて長野駅に向かう途中、地元のラジオ放送が"今日行われた長野マラソン"について伝えていた。
出走者はおよそ9,500人。
定員はネット申込み9,000人+電話申込み1000人、合わせて1万人だから500人が出走を取りやめたことになる。
これだけの好天だが、それでも取りやめたということか。
なんと、もったいない。
走りたくても、エントリーができなかった人がたくさんいると言うのに・・・
レースが終わってすぐの時点でも、その理由には考えが及ばなかった。
1-2km
はじめの1km。
1kmの看板で、手元のmiCoach SMART RUN(MC)に目をやる。
「通常モード」で42kmを走り切るためにバイブレーターを切っているので、4分割左下に出しておいた「前回ラップ」を見て直近の1kmラップを確認。
予定通りのペース。
まずまず、ゆっくり入った。
購入当初、MCはmiCoachのQ&Aで散々な評価だった。
それでも僕はMCは練習専用にして、本番はガーミンを使えばいい。
と考えていた。
練習時から認識していたGPSの誤差は変わらない。
だが、今日はデータの正確さは大会公式計測に任せておけばよい。
目安として、大きな誤差がなければよい。
従って、MCは十分にマラソンレースでの使用に耐えると言える。
2-3km
周囲のペースが速い。
これは去年のとくしまマラソンとは、はっきりと違う。
その理由として考えられるのは、以下2つ。
1,とくしまマラソンは、参加人数に対して極端に道幅が狭い。
*本来タイムの遅いランナーが虚偽申告をして前方ブロックに入り、そのランナーが遅いために後続をせき止めている。という意見もネット上には散見されるが、これは確証がない。
2,長野マラソンは、とくしまマラソンよりも制限時間が2時間短く、ランナーのレベルが高い。ある程度スタートから速く入れるランナーが多い。
2-3km
2010年に参加した第12回大会のエントリーは8,050人。
その数が参加賞のTシャツにプリントされていた。
今回は2,000人増。
周囲のランナーとの距離感が近く、2,000人の差を感じる。
よし、着いていきますよー
口には出さず、心で言って流れに乗る。
いつものレースでは、序盤に抜かれても抜かれても気にしない。
「全国健勝マラソン日本海大会」の時などは、後ろから5番めを走ったこともあった。
では、なぜ今日は流れに乗ろうという気持ちが起きたのか?
それは、スタート前に靴を踏まれたことが効いている。
また靴を踏まれるのでは?という恐怖心があるのだ。
ゆっくり走っていて、多くの人に抜かれれば、それだけ靴を踏まれるリスクが高まる。
周囲がばらけるまで、流れに乗らなければ危ない。
そう考えてしまったのだ。
ただし、流れに乗った理由は、それだけとは言い切れない。
正体不明の妙な高揚感があったのである。
その正体はレースを終えるまで、わからなかった。
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