マラソン本番では心拍数が上がるのか?
10-11km
10.4km 第三給水所
ここで右手に握っていたグリップ給水ボトルを飲み干して、ゴミ箱に捨てた。
10.5kmでビッグハットとNHKがある交差点を通過。
前年まで5大会つづいたコースでは、左手からやってきてこの信号を左折していた。
11-12km
コースは右折して犀川べりの土手へと向かう。
なだらかに上り、道が細くなる。
7kmのラップからここまで、予定通りのペースを刻んでいる。
ここで心拍数をチェックマ
miCoach SMART RUN(MC)の画面を上向きにフリック
第二画面に切り替える。
第二画面も第一画面同様、四分割。
「距離」の代わりに「現在の心拍数」を入れている。
快調なペースだな。
体もまだまだ、きついとは思っていない。
練習時の経験から言って、142くらいの心拍数かな。
そうだとしたら、後半に上げていける余力があるということだ。
1秒でこの4行分を考えて、画面を見て目が点になる。
152
はっ?
それってハーフマラソンのゴール近くで計測した数値じゃないか。
いったい、どうしたんだ?
俺のカラダ
初めての出来事に人は動転する。
それが、42.195kmを走っている序盤であれば、なおさらだ。
そうか!
マラソン本番は、気持ちが昂ぶるから心拍数が上がるのだな?
未経験の事案に対しては、想像の翼を広げるしかない。
結論を先にいうと、この想像は的外れだった。
だが、この時はそう考える以外に理由が見つからない。
これ以上ペースを上げないよう、気を配ることにした。
12-13km
12.5km 第四給水所
左手のグリップ給水ボトルが残っているので、ここもパス。
13-14km
犀川の土手が近づいた。
前回はランナーによる一斉放水が見られた場所だ。
果たして今回はどうか?
土手の手前には男性専用トイレが数基設置されている。
個室ではなく、向こう向きで用を足す男子の背中が見えている。
満員だ。
"放水の土手"にはガードマンが立ち、バリケード封鎖されている。
「なんとしてでも放水を阻止しよう」
大会の品位を落としていたルール違反は許さない。
主催者の強い意志が伝わってきた。
この強さがあれば、今後、いろいろな問題点が浮かび上がったとしても、次大会までには改善されるだろうと期待が持てる。
しばし、土手沿いの田園風景を行く。
無理をしないよう慎重になったため、前の1kmと比べてラップタイムが8秒遅くなった。
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