まったく揺れないE7系
東京を出たE7系はスピードが上がる間もなく上野に停車。
上野からランナーらしき人が数人乗ってきたが、いずれも高齢者だ。
あなただって人のことは言えないだろう?
と言われるかも知れないが、しらべるでは高齢者を「優先席に座っても違和感がない人」としているので、それで想像してもらいたい。
行きは2人掛けの窓際E席。
となりのD席は推定60歳のおばさん。
品がよくマナーも申し分ない。
ラッキーだ。
できればすぐに降りたりせず、上田あたりまでは乗っていて欲しい。
マラソン前は神経が過敏になっている。
穏やかな心でいるためには、ストレス源となるような人とはふれあいたくない。
ケータイで通話したり、大股開きで肘掛けを独占するようなおじさんや若者が隣りに乗られたらたまらない。
前の座席との間隔が広い。
膝小僧が前の席に遠く届かない。
東海道新幹線に乗った時の感覚を思い出してみると、その広さを実感できる。
長野行きは12号車が先頭車両。
1号車に向かって、座席番号は若くなる。
乗降口は各車両後方に一つ。
乗降口を減らした分で、座席感の間隔を稼いでいるのだろう。
揺れない
快適だ
東海道新幹線のN700系も揺れないが、さらにその上を行く静粛性だ。
E7系は通常車両にセミアクティブサスペンション。
グランクラスの12号車にフルアクティブサスペンションを採用している。
車窓の景色は昭和中期にできた古い東京
荒川を渡ると、もうすぐ大宮に着く。
大宮までは「東北新幹線」のレールを走る。
埼玉も晴れている。
時々マイクがハウリングを起こすような音が聞こえてくる。
20~30秒続いたかと思うと、ピタッと止まる。
加速時において、何らかの装置から出ているようだった。
いつもの旅と違い、旅マラソンでは活字なし。
スポーツ新聞も買わない。
少しでも脳を休めるためだ。
ただ、車窓をながめる。
このあたりはまだ「景色」が楽しめるエリアだ。
3つめの停車駅「高崎」までは上越新幹線のレール。
高崎からは、いよいよ北陸新幹線。
現在は長野までなので、暫定的に通称で長野新幹線と呼ばれている。
下車まで1時間を切っている。
さて、弁当ひろげよう
ゆっくりと1つ1つの食材が体の一部になっていくことを意識して食べていく。
そうすると、どれもが美味しい。
漫然と食べている時には感じなかった味覚だ。
東京を出て70分。
トンネルを抜けるとそこは軽井沢
前回は一面雪だったが、今日の冠雪はスキー場だけ。
食材をお品書きで確認しながら食べられるのは、ローソンの月替わり弁当に似ている。
アキアミって何だろう。
オキアミの親せきか?
苦手な帆立貝を除いて29品目
29分かけて、ゆっくり食べ終えた。
マラソンを終えて3日経った時、マラソン前あれだけ美味しかったいつものご飯が、さほど美味しいと感じていないことに気づいた。
ランニングはご飯を美味しく食べる手段でもあるのだ。
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