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2014年6月28日 (土)

地獄で仏 ペースメーカー現る!

このラップではついに、へろへろランナー域の「7分台」に落ちてしまった。
4kmからここまで、およそ30kmの間、ずっと心拍数152あたりで走ってきた。
それはきついはずだ。
練習時は高い時でも148であり、なかなか150台にのせることはなかった。

miCoach SMART RUNによって、42キロの心拍データがとれた。
来シーズンはこれを活かして、練習に取り組むことができる。

ペースが落ちるということは、カラダが楽になると言うことであり、心拍数は148と久々に140台を回復した。
自己ベストは無理だな

あっさりと結論をだし
即刻あきらめた。

あらがう気持ちは起こらない。
ここ2年のレースは、どれだけへたってきても、絶対にあきらめてはいかんという気持ちがあった。
それがまるでない。

それは意外なくらい、あっさりと訪れた感情だった。

33-34km
沿道の女の子がほっぺたに「ボディシール」を貼っている。
出場しているランナーの娘さんだろう。

6本・6色のカラーバーの下に以下の文言がプリントされたボディシール
Unite Japan,
Unite the World
2014.NAGANO

チャリティエントリー(通常より千円増しの11,000円)ランナーに配られたシールである。
顔に貼って走ろうかと思ったものの、6本の棒状に日焼け跡が残ることを考えて、思いとどまった。
自分のマラソン装備では、顔以外に露出している肌はないので、顔しか貼る場所がないのである。

34-35km
34.1km
第13給水所

34.2km
岩野橋手前第7関門
ここでせき止められるランナーがテレビ放送で流される。

岩野橋を渡ると右折、再び千曲川沿いの土手を走る。
確かこのあたりからゴールのオリンピックスタジアムが目に入るはず。
ヒマなので、遠くを見て探してみるのだが、見つからない。

35kmのタイムを前回と比較すると、ここで前回のタイムに逆転されている。
すなわち、2010年の自分にここで抜かれたことになる。
「もう抜かれたかな?」
走っていて、考えはしたが、わかる術はない。

35-36km
遠くに競技場見えた。
写真撮影ポイントがやってきたが、カメラがどこにあるのかわからなかった。
カメラマンが休憩に入っていたのかも知れない。

4kmつづけて7分台のラップ

36-37km
36.7km 第14給水所
手前でアミノダイレクト、最後の1つを口に含む。
これで、ポーチに入れてきたものはすべて消化した。
できることはやった。
(あとで見るとポーチにもう一つ残っていた)

ざく ざく ざく

後ろからなにやら団体がきた。
足音が同期しているのでわかる。
ボクに追いつくと、あっさりと抜いて行くその集団。
なんだろー
と思うと、中心に「4時間45分ペースランナー」のナンバーカードをつけた女性。
ペースメーカーだ!
よし、ここに付こう。
せめてそれが最後の意地だ。

新コース2度めの長野マラソン

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