ボボ・ブラジルが生きていたら・・・
グループリーグ初戦
ドイツーポルトガル(その2)
ドイツは先制すると、遮二無二前に出なくなる。
ポルトガルはいつも通り、バックラインから細かくつないで前へ出る。
互いにゆっくりペースとなり、しばらく見せ場がなくなる。
24分
ナニが右サイドから1stシュート
ボール1つバーの上だった。
26分
アルメイダがタックルを受けて左ふとももを傷める。
そのまま、治療することなくベンチに下がって座った。
悪夢はここから始まっていたのだ。
代わってワントップの位置に、長身のFWエデルが入る。
W杯初出場。
予選を見ていなかったので、初めて聞く名前だ。
30分
いやな予感がし始めた。
嵐の前の静けさ。
ドイツは牙を隠して舌なめずりをしているように見える。
32分
ドイツのCKからフメルスにヘッドであわされて2点め。
マンマークを付けていないポルトガル。
カラダを寄せていないためフリーで飛ばれている。
このままでは同じことがありそうだ。
33分
ポルトガルがクロスを入れるが、走り込んでいるのは一人だけ。
ポルトガルの攻撃は薄い。
34分
ナニが持ちロナウドが走る。
NHKがポルトガルに押した烙印「高速カウンター」は失敗。
35分
ポルトガルのCK。
CKはモウチーニョが蹴る。
前々回までは、これがデコの仕事だった。
ボールはエデルのアタマに合っていたが、ジャンプのタイミングが遅く、上から叩けずにゴール上へ。
ポルトガル代表がヘッドで得点したのを見た記憶がない。
2006年の準決勝
ロスタイム、同点ヘッドかと思われた「1対0の局面」
つまり、前にGKさえいない、触ればゴールの局面で、てんぱったフィーゴがヘッドをポスト上に外してしまった。
パス回しを伝統とする国なので、ヘディングの練習はしていないのかも知れない。
36分
ペペとミューラーが接触。
ペペが倒れ込んだ際のミューラーのオーバーアクションを罵る。
すると、一発レッドカードで退場。
リプレーで見ると、わずかに頭で小突いている。
しかし、かつてきんたまを踏みつけたルーニーのような、明確な暴力ではない。
ボボ・ブラジルが生きていたら、ノーノーそれは頭突きじゃない。挨拶ね。と言っただろう。
さらに、ポルトガルが苦境に立った。
負けるにしても、せめて2点差以内にしてほしい。
39分
ドイツのCK。
ポルトガルが(マンマークを付けず)スペースで守っている限り、CKは毎回怖い。
46分
アウベスの不用意なクリアをミューラーに決められて3点め。
これだけ押されていれば当然の結果だ。
ペペの退場は痛い。
それはこの試合の数的不利だけで済まない。
さらに本人が出場停止になるため、影響を次戦まで引きずってしまう。
ベッカム、ルーニー、ジダン
感情の抑制ができない選手が出たチームが頂点に立ったことは1度もない。
<後半>
あとは、残り45分 0-0で終えてほしいと願うだけだ。
ヴェローゾに替わり、コスタが入る。
2分
ポルトガルが、ラインコントロールでオフサイドを取る。
ここでの守備陣は集中力を保ち、統制されていた。
3分
コエントランが、この試合初めて左サイドを駆け上がる。
そうこなくちゃ、コエントラン。
しかし、エデルが「意味不明」と言うに値するミスシュート。
この2番手FWの起用は裏目。
ポルトガルのワントップは依然として人材不足だ。
残るFWメンバーは次の4人。
ビエイリーニャ、バレラ、ラファ・シルバ、ポスティガ
ポスティガは、今も必死に走り回ることができるだろうか。
つづく
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