ドイツが米国を相手に全開で戦わない理由
2014年6月27日 グループリーグ第3戦
ポルトガルーガーナ
今大会ポルトガルは初めてのホーム扱い。
着用するのは1stユニフォーム。
今回はここまで3試合とも1st。
一度も2ndユニフォームを着ていない。
それは日本代表も同じ。
1度、黄色い2ndユニフォームで戦う日本を見たかった。
<前半>
5分
ロナルドが右サイド角度のないところから初シュート。
おいおい、そりゃムチャだろう?
と思ったら、GKの上を巻いてバーに当たる。
ここで先制できていたら、ぐっと大勝の予感が漂っていたところだ。
3点差がほしいポルトガル、最初から飛ばしている。
11分
ロナルドが仁王立ちのFK。
シュートは枠内に飛び、GKがパンチングで弾く。
過去2試合と比べて、1段本気モードを上げたのがわかる。
18分
右からのクロスにロナルドがヘッドでぴたりとヒット。
しかし、GKに阻まれる。
19分
ゴール前、1-1の危機。
ポルトガルのGKベトが好セーブ。
31分
ベローゾが左から入れたクロス
DFが大きく足を振ってクリアしたボールが絶妙のシュートとなりオウンゴール。
ポルトガル先制 1-0
少し遅い気がするが、さぁここからだ。
31分
ロナルドがシュート
GK弾く
ドイツ0-0米国
他会場の速報がテロップで流れる。
グループリーグ第3戦は各組ごとに2試合が同時開催で行われる。
他会場の試合結果がわかってしまうと、それに合わせて"調整"することができるからだ。
6月25日讀賣新聞朝刊スポーツ面では「ドイツがアメリカと引き分けを狙うのではないか」という論説が掲載された。
6月27日はG組1位、2位のドイツと米国が直接対決。
この試合が引き分けになると、ドイツと米国のグループリーグ勝ち抜けが確定する。
一般的にはそのような"調整"は憶測に過ぎないが、米国監督のドイツ人クリンスマンは2006W杯ドイツ大会でドイツの監督を務めている。その時のコーチが現ドイツ監督のレーウ。
あからさまに引き分け狙いとはならないまでも、大差をつけないで勝つことは予想される。
監督が選手に対して「まぁ、そこそこに頼むよ」と言うことはあり得ない。
そういう情報はいずれどこからか漏れ出し、自身の名誉を傷つけるからだ。
しかし、選手が察することはある。
ポルトガルはガーナに勝って勝ち点を4としても、米国を上回るためには「4点差」の得失点差を挽回しなければならない。
33分
アモリンのシュートはポストの左に外れる。
38分
ロナルドに後ろからタックルしたアフルにイエローカード。
後ろからのタックルは場合によっては、負傷退場、長期離脱。
最悪の場合、選手生命にかかわる。
もう随分前に後ろからのタックルは一発レッドカードと決まったと思うが、一向にそうなる気配がない。
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