大臀筋ピンチ ここでエア・モーラステープだ!
21-22km
五輪大橋を渡りきると料金所。
前回は料金所のスタッフがいたが、今日は無人。
料金所をランナーが走り抜けていくのがおかしくて前回は笑ったが、今日は笑えない。
21.1km 中間点
右足の指にマメができたのがわかる。
マメはリンパ液が集まってできる水ぶくれ。
同じところに何度も衝撃が加わり、皮が擦れる場所にできる。
いつも、ハーフマラソンではできないのだが、距離が長いマラソンではできてしまう。
これまでは、左右が同じ型の既製品を履いているのだから仕方ないと諦めていた。
今日はオーダーメイドの靴なのにな
靴ひもしっかり締めたんだけどな
マメ対策として右足の5本指には、その先端にセラポアテープでテーピングをしていたが、それも効かなかった。
靴ひもの締め方がまだ下手くそだったのか。
なんともやるせない。
だが気にしていたら気持ちが滅入るだけ。
マメのことは瞬時に忘れた。
レース後に靴を脱ぐと、親指と薬指が血豆でどす黒くなっていた。
マメを忘れたら、今度は左の大臀筋が痛い。
大臀筋は足の起点にある筋肉。
まだあと半分残っているというのに、これが痛いのはきつい。
そこで、お尻にモーラステープを貼った。
モーラステープは、佐賀県に本社がある久光製薬が製造する強力な鎮痛テープ。
医師の処方薬であり、整形外科などを受診、処方箋を出してもらって、初めて買うことができる。
このテープを初めて使った時は、それまで歩行が難儀だった腰痛が何も感じなくなった。
最強のテープといえる。
モーラステープを貼った
といっても実際にではない。
貼ったつもりの「エア・モーラス」だ。
モーラステープ貼りました。
さぁ、痛さは感じなくなるぞ!
そう声に出して言った。
周りに聞こえない程度に。
これがよかったわけではないだろうが、その後痛みは忘れた。
マラソンでは痛みは忘れるしかないのである。
22-23km
五輪大橋からは、なだらかな下り。
この区間でオールスポーツが撮ってくれた写真を見ると、腰が落ちている。
右足の小指側で蹴っているのがわかる。
7ヶ月前、三村仁司さんに言われた欠点。
治っていなかったのだ。
指導された補強運動を4万回行ったのだが、そう簡単ではないと言うことか。
23-24km
ここは対面通行。
23.5km「大塚南」の信号で折り返す。
風が吹きさらす場所だが、今日はおだやか。
「今日は風が強かったですね」
レース後に地元の人が言っていたが、これくらいの風、あまり強いとは思わなかった。
なにせ、去年のとくしまマラソンでは、ほぼ20kmに渡って逆風を浴びたのだ。
長野マラソンはすぐに進路の向きが変わる。
長時間一定方向を走ることがないので、風の影響を受けないところも長所だ。
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