miCoach SMART RUN 通常モードでフルマラソンが完走できた
40-41km
長野マラソン、最後の直線は長い。
一本道をいってこいの「湘南国際」を除けば、2kmもの間、一直線というコースは珍しい。
どんだけ~
というくらい長い。
これは調子がいい、悪いに関係ない。
競技場は見えている。
ペースランナーのお陰で、無事完走も安全圏に入っている。
あとは無事、故障なく走り切るだけ。
そういえば、走る前はひざが不安だった。
1週間前には、無事に走り切れればそれでよしと考えていたな。
安全に行こうと、ペースを落としていたら
ペースランナーとその軍団が追いついてきた。
ペースランナーが、追い抜きざま
「最後ですよ。頑張ってください」
と声をかけてくれる。
ありがたいことだ。
だが、もうぴたりと付くことはせず、その背中を視界の中にとらえる程度に走る。
41-42km
41kmのプラカード。
ボランティアの高校生が大儀そうに持っている。
持っているだけでも大変なことだ。
つづいて「あと1km」の看板が出るまでがやたらと長い。
100mってこんなに長いのか・・・
後で考えたら、195mだった。
長いはずだ。
思考回路はダウン寸前だ。
最後のオールスポーツ撮影ポイント。
前回出場時は、ここでにっこにこの写真を買った。
今日はへろへろの苦笑いでも撮ってもらうか・・・
そう思っていたら、カメラの前に立ちはだかり、なにやらアピールしている男がいる。
その間、ここを通過したランナーは誰一人写らない。
撮影が台無しじゃないか・・ 今日はまぁいいけど
後にオールスポーツのウェブサイトで見ると、
この直線でも、2枚がピンで撮られていた。
別にカメラが控えていたのだ。
2kmの直線がようやく終わり、長野オリンピックスタジアムに左折する。
コース両脇はたくさんの観客。
ここでは、がんばれの声援よりも、ねぎらいの拍手の比率が高くなる。
こんな失敗レースでも、やはりここでの祝福は格別だ。
42-ゴール
前回は競技場に入る暗がりで、チアガールが大声援。
それがこだまして心に響き、涙腺が緩んだ。
その同じ場所に、今日は誰もいない。
なんだ、いないのか
長野五輪のメイン会場である長野オリンピックスタジアムは、現在は野球場として使われている。
ライトポール、観客席下の暗がりとグラウンドの境目に「42km」のプラカードが立っている。
グラウンドに足を踏み入れる。
前回、人工芝がふかふかで、思わずつんのめったことをよく覚えている。
一歩目を慎重に置く。
問題ない。
導線に沿ってチアガールの応援、ハイタッチでお出迎えだ。
いや、その中にコスプレした人が混ざっているぞ・・
いったい、どういう人選なんだ?
正面にゴールが見えたところで、向こうからQちゃんがやってきた。
「お帰りなさい」のハイタッチ。
ついている。
ゴールラインを超えるとすぐ、確実にmiCoach SMART RUNのストップボタンを押して、計測を止める。
およそ5時間使ってバッテリー残量は17%。
マラソンモードではなく、通常モードで42.195kmを走りきれることが立証できた。
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