ファミマ おにぎり 美味い!
東京都からほど遠くない場所にある
一見なんの変哲もない町外れの食品加工場。
ただその中からは、ほぼ1日じゅう
「はい」「はい」
というかけ声が聞こえるという。
そこに集められているのは、愛情試験で合格した近所のおばちゃん。
誰にでも愛情を注ぐ、心温かい人が選ばれている。
もう一つの条件は手の皮が厚くて、長時間熱いモノを触っても耐えられることだ。
ぴーっ
合図の笛が広い室内に鳴り響く。
それと同時に巨大なお櫃のフタが開く。
身の毛もよだつほどの湯気が立ち上り、互いの顔も見えなくなるほどだ。
おばちゃん達が一斉にお櫃に手をつっこみ、ご飯を手に取る。
熟練された手つき。
この道十年というベテランも少なくない。
手のひらにご飯をとると、体を90度左にひねり、手に取ったご飯を差し出す。
「はい」
すると、となりに控えていた補助員がすかさず具材をご飯の上に乗せる。
「はい」
再び正面に向き直ったおばちゃん、アルカイックスマイルを浮かべながら、せっせと握り手に力をこめる。
愛情を込めてむすび終えたおむすびはベルトコンベアーに乗って、次の行程に向かう。
日夜、そんな光景が繰り広げられているに違いない!
そう思えるほど、今、ファミマのおにぎりが美味い。
おにぎりは、カラダの中で長い時間をかけて燃焼する。
持久戦向きの食べ物だ。
それは、マラソンを走っているから知っていた。
それならば、サラリーマンのお昼ご飯はサンドイッチや麺類ではなく、おにぎりにすれば、午後からの長丁場をしのげるのではないか。
そう考えた初日、まず向かったのがファミマ。
春マラソンシーズンではいつも、練習後ファミマに寄って「牛カルビ」おにぎりを買っていたからだ。
ファミマの「牛カルビ」は美味い。
何度食べても、飽きない。
練習直後、口にするたった1つのおにぎりだから、カラダが美味しいものを求めている。
カラダが求めている時、脳に間違った判断は許されない。
従って、牛カルビ以外に冒険することができなかった。
今日はまず牛カルビ。そしてもう1品。
①「牛カルビ」
振り塩仕立て
国産米使用
トオカツフーズ横浜鶴見工場が製造。
恐らくこれほど美味い理由は米にあると見ていたが、表示はただの国産米。
ブランド米というわけではない。
それならば、保存料などが使われていない、いわゆる「無添加」なのか。
しかし原材料欄には、乳化剤、酸化防止剤などが並んでいる。
それはそうだ。まる1日以上もたせなければならないコンビニおにぎりで、無添加はムリだろう。
②「牛すき(卵黄入り)」
金芽米
振り塩仕立て
戸田フーズ追浜工場製造。
卵黄が舌の上でペースト状に広がる。
すき焼きでは必ず玉子はお代わりするという人には「ど真ん中」の味。
牛を2つ続けたが、まったくくどくない。
結論からいうと、この①②が自分にとってのベスト1-2となった。
つづく
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