パワポ映画館 会議で寝ていることがバレない方法
午後の会議は眠い。
サラリーマンは、会議の間も人件費が出ているので、寝てはいけない。
わかっちゃいるけど、眠いものは眠い。
会議で寝ない方法は、はっきりしている。
司会をすることだ。
司会が寝たという話は、日本のどの地域からも聞いたことがない。
司会「それでは、スズキさんの意見をお願いします」
スズキ「まずは費用対効果が気になりますね」
司会「うとうと」
一同(爆笑)
これはこれで、楽しそうだ。
確かに司会をしていると、思わずこっくりボケ *1 をしたくなるような、陳腐な意見を開陳する人は少なくない。
*1 こっくりと頭を落とす動作をして「眠たいやつ」とアピールするボケ方。
昔の会議と比べて、現代の会議は眠くなる要素がある。
現代人はより多くのストレスを抱えている・・
なんて陳腐な話ではない。
パワポのせいだ。
現代の会議はパワポのお陰で、暗くして行われる。
パソコンでパワポを起動。
パソコンをプロジェクターにつないでスクリーンに投影する。
すると、思考停止した「見えない君」が電気を消す。
スクリーンが見づらいからだと言う。
暗くなった室内。
ほのかな光で映るパワポ。
これは、見たくもないB級映画3本立てを映画館に監禁されて見せられているようなもの。
罰ゲームに近い。
今時のプロジェクターは解像度が高く、光源も明るい。
電気を消さなくても十分にスクリーンは見やすい。
だが、スクリーン投影するならば、電気を消すのが気配りだと10年前に思い込んだところで、思考停止が起きたのが「見えない君」
もしも、電灯スイッチのそばに居る若者が電気を消さないと、
「だから、若いもんは困る」
と言う顔で、チッと舌打ちしたりする。
えらい迷惑だ。
パワポ映画館の罰ゲームの世になって、もう随分長くなった。
そろそろ体系的に対策を提案しなければなるまい。
ということで、パワポ映画館の会議で寝ない方法。
1,不規則にうなづく
規則的にうなづくと、夢を見ていると間違われる。
目を閉じているが、いかにもポイントは押さえて聞いているという視覚効果が高い。
2,メモを置きペンを構えて、時々書く
ずっと寝ていても、時々メモをとると
「なんだ、起きていたのか?」
と錯覚させることができる。
あとから「なにを書いていたのか?」と問い詰められることはないので、
あぁ眠い
こまねちっ
ためしがき
書くことは、なんでもいい。
3,目覚めた時、取り繕いアクションをしない。
人は自分が寝ていることを気づかない。
起きた時に「あっもしかして寝てたのか?」
と気づく。
その時、周囲にばれていないかという危惧が動きに出る人が多い。
急に眉間にしわを寄せて、うーんと小声でうなってみたりする。
足を組み替えたりして、起きていたとアピールする。
寝ているところを見ていた人からみると、大道芸人に見える。
4,体の軸をぶらさない
起きていて、真剣に聞き入っている時、人はカラダの軸が動かない。
寝ていると、カラダの動きがそわそわする。
軸をぶらさなければ、周囲から
「この人は目を閉じているけれど、精神統一して聞いているのではないか?」
と思わせることができる。
高度な技だ。
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