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2014年9月 5日 (金)

1日に2本の大楠 川古の大楠の住所番地にあったもの

武雄神社をそそくさと立ち去ると、ゆめタウン武雄、武雄市図書館の通り抜けて、武雄の市街地にはいる。
お昼ご飯に行こうと思っていた餃子会館は、ホワイト餃子が有名だ。
しらべるを始めた頃に、どこかの町のホワイト餃子がテレビで取り上げられていて、しらべた記憶がある。
しかし、当時はまだGoogle先生もそれほど頼りにはならず、記事は作っていない。
お昼ご飯には食べ損ねたが、お土産に買えば、晩酌のつまみになるし、甥っ子たちも喜んでくれるだろう。

車を停めて、Google>「ホワイト餃子 武雄」を検索。
電話をかけて問い合わせる。
持ち帰り餃子OK!
焼き餃子とナマ餃子がある。
1人前400円。

時計は午後3時を回ったところ。
日本の西端である佐賀長崎は、夏場は午後7時を過ぎてもまだ明るい。
これで帰るのはまだ早いな。

武雄の大楠を見た時点で、1日に大楠を2本観るほど、大楠ファンじゃないしと、見送りムードだった川古の大楠に足を伸ばすことにする。
餃子は帰りに買うことにしよう。

カーナビに、事前にしらべておいた住所を打ち込む。
佐賀県武雄市若木町大字川古7845-1
県道270号線から国道498号線へ合流するルートだ。

左手にセブンイレブンが見えてきた。
そういえば、朝から何も食べていない。
体がアイスを要求している。
ウィンカーを出して、セブンの駐車場にクルマを入れる。
田舎のコンビニは駐車場が広い。
都会のコンビニは、ほとんど駐車場がない。
あったとしても間口が狭く、そこに店があることを目視してからでは、安全に停めることが容易ではない。

まずはじめに"コンビニに行きたい"という明確な意志がある。
カーナビの周辺施設でコンビニを検索。
広域図で目標とするコンビニを特定する。
このような流れになるのだが、田舎ではぱっと見て、どうしようかなぁと考え、やっぱり入っておくか。
というゆるい判断でも、安全に駐車できる。

旅先のコンビニはさほど楽しくはない。
ほぼ日常生活と同じ風景だからだ。
360度が目新しい地元スーパーとは、そこが違う。
カップ麺の棚やアイスの棚に、ご当地限定品を見つけると、おぉつとは思うが、それほど機会は多くない。

アイスの棚に初めて見る「クーリッシュベルギーチョコ」を見つける。
おっこれは東京には売っていないな(と思ったら帰京後、東京でも売り始めていた)
あ、袋要りません
いつもと同様、ローソンのクレジットカードを使って支払いを済ませる。

手のひらで握りしめ、火照った体のあちこちにぺたぺたと付けていると、柔らかくなるまでさほど時間はかからない。
一気に吸いきってしまう。
最後のひと吸いまで、残さずに吸いきろうとすると、吸った後の戻しで、チューブの中に舌を持って行かれそうになり、慌てて舌を引く。
いつもクーリッシュを食べる時、もっとも緊張する瞬間だ。

そんなに心配ならば、ちょっと残せばいいのに。
貧乏性だなぁ
いいじゃん、それが自分だ

1人旅は、ツッコミ役も自分。

15:40
カーナビは次の交差点から鋭角に左に戻るように曲がることを求めている。
あたりの交通量は少なく、幸い対向車も居なかったため、難なく川古の大楠につづく細い路地に進むことができた。

「目的地周辺です。案内を終了します」

よしっ、ここまで来れば大丈夫
カーナビをねぎらう。

ところが目の前に広がる景色は意外なものだった。
路地の左側には草がぼうぼうに生い茂る空き地。
黒いゴム板が、そこにあった何かの跡を補修するように敷き詰められている。
手前には、証憑としてわずかに残したと言わんばかりの倒木。

Photo


そういえば、梅雨時のニュース。
どこかの大木が台風と豪雨で倒れてしまったというのを聞いた。

つづく

今年こそN700Aに乗りたい!品川-佐世保の旅

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