BCCで届いたメールに全員へ返信するとどうなるか
世の中には、間が悪い人がいる。
最近では「空気が読めない人」と言うことが多い。
メール界?にも、間が悪い人がいる。
BCCで届いたメールだと気づかず、ネタばらしてしまう人だ。
例を元に書いていこう。
登場人物は以下の3人。
Aさん=メールの発信元となる人
Bさん=宛先に入れた人
Cさん=BCCに入れた人
Aさんが次のようにメールを送る。
[ 差出人 ] A
[ 宛先 ] Bさん
[ BCC ] Cさん
[ 件名 ]重要報告
Bさんは嫌なヤツで、皆から困った社員と言われている。
Aさんは「自分はきちんとBさんに、こう言うことをメールしている」ということをアピールするために、CさんをBCCに入れた。
メールは世界中を駆け抜けて、瞬時にBさんとCさんに届く。
さて、このメール。
Cさんが受け取ったメールのヘッダーには次のように見えている。
----------
件名 重要報告
送信者 Aさん
宛先 Bさん
----------
ヘッダーには自分(Cさん)の情報は出ていない。
そこで、メールに詳しい人、
現代においてはそれが普通の人だと思いたいが、現実はそうでもない。
詳しい人は「あ、これはAさんがBさんに送った重要報告を、内緒で自分にも送ったのだな」と察してくれる。
Aさんは、あなただ。
あなたは、Cさんのメール・リテラシーを訝しんでいる。
もしも、Cさんが
「横から失礼します」
などと言って返信したら、内緒でCさんに送っていたことがBさんに知られる。
Bさんからの信頼はそこで失墜する。
Bさんが上司の場合、自身のサラリーマン人生に重大な影を落とす。
【 問 】
もしもCさんが、このメールに「全員に返信」したら、いったいどういうことになるのか?
【 答 】
元のメールの送信者であるAさん、宛先のBさんにメールが届く。
*Outlook2010で検証
素人は滅多にBCCを使わない。
デフォルト(初期状態)では[BCC]ボックスは表示されていないので、BCCを知らない人もいる。
BCCで届いているという認識がない人は多い。
BCCでメールを送ることは諸刃の剣。
便利さと危うさの背中合わせだ。
BCCでメールを送る場合、Cさんの値踏みは慎重になる。
Cさんを慎重に限定したうえでも、
BCCで届いたメールをお漏らししてしまうサラリーマンの比率は10%程度と推察する。
→しらべる
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