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2014年9月20日 (土)

八百万の神 やらずの神

最近、風邪気味である。
こうして会社に向かい急ぐ間にも、咳が出る。
痰が切れないな。
あたりを見回す。
幸い、10m四方に人影はない。

かーっ

だが、そこであなたは思いとどまり、
痰をのみ込む ^^;)

確かに誰も見ていない。
だが、お天道さんが見ている。
神様がみている。

もし、この姿を会社の若い娘たちが見たら、どん引かれる。
子ども達に、こんな恥ずかしい姿は見せられない。
それじゃ、汚点父さんだ。
(それが言いたかったのか)

しかし、物理的にお天道さんがそこに立っているわけではない。
神様の姿は見えない。
そこは、会社でもなければ、自宅でもない。
通りすがりの見ず知らずの人々に、後ろ指を指されることもない。

だが、あなたは思いとどまり、
痰をのみ込む ^^;)クドイ

それは、あなたが神様だからだ。
あなたの心が神なのだ。

神はあつあつご飯に掛けた玉子ではない。

ロックの名作を出し続けるシンガーでもない。

神様はあなたの心にいる。

日本には古来から八百万の神<やおろずの神>がいるという伝説がある。
その神は物理的なものではなく、精神的な存在。

八百万の神、今ならば一億一千万の神。
1人1人が、自ら神を任じた日から、あなたが神。

だが、現代日本には、それとは真逆の神が居る。
「やらずの神」だ。

自分からは何もやらず、自分に来たボールは、部下や他部署に「メールで転送」する。
その反面、他人は一刀両断。
まるで、神様にでもなったかのよう。

現代日本には物理的な存在として「やらずの神」がいる。
やらずの神は、自分では何も成し遂げていない。
ただ、他人を切って捨て、あたかも神のように振る舞う。

八百万の神になる者あれば、やらずの神となる者あり。
人口増加に伴い「一億一千万の神」と言い換えられないのは、1億200万人が神ではないからか?
というと、決してそんなことはない。
日本がこれだけ長らく平和を保っているのは、やはり、多くの国民が八百万の神であるからだ。

こころの健康もくじ

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