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2014年9月24日 (水)

ハーフマラソンを踏襲した第1回横浜マラソンコース

2015年3月、横浜市で初めての市民マラソン「横浜マラソン」が開催される。
1981年(昭和56年)から 2013年まで33回つづいた「横浜マラソン大会」が発展した大会である。
これまで、徐々に開催距離を伸ばしてきたが、諸事情によりハーフマラソンどまり。
34年めにして、ようやく42.195kmにたどり着いた。

神奈川県の市民マラソンとしては、2007年、東京マラソンと同時期に始まった「湘南国際マラソン」が根付いており「横浜マラソン」は公道を走る市民マラソンとしては2つめの大会となる。


この2つの大会は協調しあっているように拝察する。
開催時期は、湘南11月(文化の日固定)横浜3月で「秋マラソン」「春マラソン」と性格が違い、ぶつからない。
湘南国際は毎年のように開催時期が変わっていたが、2011年から4大会は11月3日(文化の日)に固定されている。
2014年11月3日開催の湘南国際マラソンでは、横浜マラソンボランティアリーダーの実地研修が行われる。

同じ県なのだから協調するのが当然と思われるかも知れないが、過去には同一県の後発マラソンに対して、歴史の古いマラソン大会がクレームを付けるというケースがあった。


横浜マラソンの開催日は3月の第3日曜にあたる。
東京マラソンから3週間後。
関東の3月マラソン「板橋Cityマラソン(東京)」「佐倉朝日健康マラソン(千葉)」は3月下旬であり、重ならない。
他大会との兼ね合いから言って日程はここがベスト。
このまま固定されるだろう。

第1回:2015年3月15日(日)8:30スタート
号砲は東京マラソンよりも40分早い。
遅くスタートすれば、交通規制の時間も遅くまでずれこむ。
マラソンは日曜開催。
遅くなるほど、地元の行楽・飲食業者への影響が大きくなる。

そのような配慮もあってか、従前のハーフマラソンは横浜市の中心を外したコースで行われてきた。
横浜マラソンのコースも、その色合いが強い。


■横浜マラソンのコース
スタート:みなとみらい大橋
→赤れんが倉庫→横浜スタジアム→中華街→山下公園→横浜港シンボルタワー
ゴール:パシフィコ横浜

スタートは、対面6車線道路の片側3車線を使う。
ランナーの中からは「東京マラソンは6車線なのに・・神奈川は行政が本気じゃない」という不満が出るかもしれないが、東京マラソンが6車線を使っているのは、その先の道路も広いため。

マラソンではコース設定の際に「地元の生活道路」「ランナーや地元住民の救急搬送ルート確保」に配慮しなければならない。
横浜マラソンはスタート直後、右折した先が片側2車線しか使えない。
6→2と一気に狭くなるのは危険なのである。


横浜スタジアムの周回道路を走るが、球場内を走るわけでもないし、そもそも名所というほどでもない。
中華街は、門の前を走るがなかの様子は窺えない。
路地をのぞき込むと、少し雰囲気があるかという程度。

20km 南部市場を折り返すと杉田ICから首都高速湾岸線に駆け上る。
そこからおよそ10kmは高速道路の上を走る。
コースの一部で自動車専用道路を走るマラソンは他にもあるが、10kmにわたり高速道路を走る大会は日本ではここだけ。
高いところから海を見るのが大好きという人にはたまらないコースだ。
ただし、海側は欄干が低く危険なため、緊急車両用。
ランナーは山側の車線を走り、中央分離壁越しに海を見ることになる。

高速を降りると本牧Dポッド。
ハーフマラソンの名残を残したコースということになるが、すなわち、人がいないところ。
交通規制への配慮も踏襲したと言うことになる。

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