4年前のメモ
この夏も暑かった。
甲子園球児は雨が降ったり、暑かったりして大変だったろう。
プロ野球選手はベンチで首筋を冷やしている。
あまりの暑さに投手がばてていて、年々、投手の防御率が落ちている。
だからといって、打者の打率が上がっているというわけでもない。
誰もが暑さに参っているのだ。
会社の中は冷房が効いているのに、それでも暑い暑いと言って薄着をしてくる同僚。
スーパークールビズらしい。
いくら暑いからと言っても、アロハで来るか?
お前はロックンローラーか?
と思うようなパンタロンを履いて会社に来るあたなの道徳を疑う。
そっちがそう来るならば、こっちもTシャツと短パンで対抗するぞ!
と思っちゃみるけど、実行するほどバカじゃない。
せめて、雪駄で会社に来るのはやめてほしい。
空は高く澄んでいる
・・・ならばいいのだが、妙に白い。
雲じゃないよね。
そばには、もこもこ雲が出ているので、その白い部分が
雲じゃないことがわかる
空の青に白い絵の具が混ざってしまったようだ。
玄関を開けると空気が熱い
外はまだ夏じゃないか
太陽はどこだ?
わっ
直接みてしまった
アブナイ
それにしても、太陽ってあんなに暴力的だったか?
子どもの頃、太陽はもっと優しかったぞ。
科学のふろくの望遠鏡に貼ってあった「太陽を見てはいけません」というステッカーが懐かしい。
子どもの頃、あれほど怖いステッカーはなかった。
以前、讀賣の夕刊に
「多摩川のバーベキューの煙で遠くから見ると霞がかかっているように見える」
と書いてあった。
あの白い空は肉の煙?
確かに日曜日、二子玉川の川べりに行くと
ここは、どこの国だ?
というほど、多くの人が肉を焼いている。
川崎市では、去年そのゴミ処理に730万円かかったという。
よそから来た人が捨てたゴミの処理に、自分たちの税金が使われるなんて・・
川崎の人が聞いたら こう言うだろうなぁ。
「肉は川崎で買え!」
いわないか ^^;)
その夕刊には
「川崎市はバーベキューをする人から1人500円を徴収してゴミ処理費に充てる」と書いてあった。
とてもいいアイデアだ。
500円出して堂々とゴミが捨てられるならば安い。
バーベキューの帰り道、コンビニのゴミ箱に腕相撲大会決勝のような力を込めて、ゴミを押し込む貧しさから救われる。
しかし、その徴収実験期間が9月1日~30日だというところがよくない。
明らかに腰が引けている。
小学生から大学生までが夏休みにはいっている8月こそ、人出が多くゴミも多い。
そこを外して出た「実験データ」に、どれだけの情報価値があるのか怪しい。
高速道路無料化後、明らかに交通量が少ない区間だけを調査して「無料にしてもあまり利用者は増えませんでした(だから無料はやめましょう)」というデータをつくる。
この夏の旅先に、そんな地方自治体があった。
環境をとりまく仕事をしている人たちが出す数字は疑ってかかる必要がある。
環境は情報の中にあるのではなく、心の中にあるのである。
このメモを書き留めたのは2010年。
今から4年前だ。
あれから4年、夏の暑さはほとんど変わらない。
川崎が始めた500円徴収は、軌道に乗り続いている。
2014年9月23日、国連「気候変動サミット」
標高が5メートルで、水没の危機にあるツバルのソポアンガ首相が訴えた。
「我々の未来は先進国にかかっている」
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