電話で伝える了解?承知?かしこまりました?
電話の相手
先日依頼した依頼書について聞きたいと思って電話しました
「どういったことでしょうか?」
9月1日に納期確認のメールをしたんですね
「 」
もう1週間過ぎているのですが、どうなっているんでしょう?
「 」
お返事いただけますか?
「 」
あなたならば、上記のやりとりの「 」内にどのような言葉を入れるでしょう。
自分で考えながら、もう1度読み返してみてください。
それでは、2つの応答例を挙げます。
【 1 】
先日依頼した依頼書について聞きたいと思って電話しました
「どういったことでしょうか?」
9月1日に納期確認のメールをしたんですね
「かしこまりました」
もう1週間過ぎているのですが、どうなっているんでしょう?
「かしこまりました」
お返事いただけますか?
「かしこまりました」
【 2 】
先日依頼した依頼書について聞きたいと思って電話しました
「どういったことでしょうか?」
9月1日に納期確認のメールをしたんですね
「そうなんですか(お待ちください。調べます)」
もう1週間過ぎているのですが、どうなっているんでしょう?
「申し訳ありません」
お返事いただけますか?
「承知しました」
応対には3つの段階がある。
1,同調
2,理解
3,承諾
1,同調の段階では、自身の態度はまだ保留している。
相手のいうことをまず、よく聞き、相手が言った事実だけを追認している。
ここで「かしこまりました」とやると、相手は目が点になる。
2,理解の段階では、自身の態度は共感。
ただし、次に自身の行動に移すかは明らかにしていない。
相手が困っているので助けてあげたいが、こちらには対応できる人員が不足しているというようなケースが、これに当たる。
ここで「かしこまりました」とやると、相手は言い分が通ったと勘違いする。
3,「かしこまりました」は承諾。
特に依頼を受けたことの承諾を表す。
なんにでも「かしこまりました」を連発する人は、電話対応マニュアルをまる覚えした人。
臨機応変に考えてはいない。
承諾を表す言葉は謙譲・尊敬の段階により3つある。
・対等またはそれ以下の相手・・・「了解しました]
・目上の相手・・・「承知しました」
・お客様・・・「かしこまりました」
なんでも丁寧に言えばいいというものではない。
ただし、上司に「了解しました」と横柄な態度をとるのもよくない。
(言われている上司が、用法の違いを知らないこともある)
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