横浜マラソンのコースを見た嫌な予感
■制限時間:6時間
東京マラソンよりも1時間短いのは、交通規制時間を短くするための配慮。
7時間制限のレースならば
「練習では、ほとんど走っていませんでした。レース本番は半分歩きました」
という人でも完走(完歩?)できるが、6時間ではそうはいかない。
ある程度速いランナーが、レースの一部を歩くのはOKだが、1km7分台のランナーが歩いていては完走できない。
相応の準備が必要である。
■定員:25,000人
エントリー方法は希望者が定員を超えた場合抽選。
神奈川県民枠、一般枠ともに定員を超えたため抽選が行われた。
チャリティランナーの募集は、9月25日現在も続いている。
定員が2万人を超える大会は東京マラソンとこの横浜だけ。
ただし、その定員に見合うほど走路は広くない。
特にスタート直後に右折した後の道は、危険を感じる。
横浜マラソンで特筆されることといえば、第1回の参加費が史上最高額となったことだ。
■参加費の高い順
1位 横浜マラソン 15,000円
2位 湘南国際マラソン 12,000円 *別途募金500円
2位 京都マラソン 12,000円
湘南国際マラソンが12,000円に値上げしたのは、今年の第9回大会。
京都マラソンが12,000円に値上げしたのは、2013年の第2回大会。
横浜マラソンの第1回からいきなり15,000円という設定に、多くのランナーが驚いた。
東京マラソンは第1回から10,000円。
2007年当時、他の大会は5,000円以下が相場であり「お高くとまっている」と揶揄するランナーもいた。
だが、その後2015年の第9回まで、値上げしていない。
ほとんどの政令市大会や後発大会も10,000円でヨコ並び。
東京マラソンが上げない限り、どこも上げづらいのだろう。
「1度行けば十分」
あなたも、この言葉を1度は口にしたことがあるはずだ。
新しくできた遊園地を訪れて、こう言う。
話題の飲食店で食べて、こう言う。
行ってみたかった観光地に足を運び、こう言う。
「1度行けば十分」
ランナーは、この言葉をマラソン大会に当てはめる。
もう1度走りたいと思わせる大会は少ない。
これまでに出走した8つのマラソン大会で
またいつか走りたいと思うのは東京マラソン。
実際に2度目を走ったのは長野マラソンだけだ。
他の6大会については、47都道府県マラソン完全踏破を終えて、2巡め以降にしようと思う。
「横浜の市街地を走れた」という一生の記念に、高い参加費を払う。
1度走れば十分。
同じお金を出すならば、他の大会を走った方がよい。
そういう人ばかりでは、マラソンの安定的開催は厳しい。
なぜならば、こういうランナーはクチコミあるいはネットの評価で「2度と出たくない」と言ってしまうからだ。
リピーターが獲得できないだけではなく、初参加の見込み客をも失ってしまう。
マラソン大会が2万人を超えるスケールを維持するには、かなりのリピーターを獲得しなければならない。
ランナーが「2度と出たくない」という場合、それは参加費が高いからではない。
大会として魅力がない、あるいは腹立たしいからだ。
横浜マラソンのコースを見ると、主催者でもないのに危機感で胸が苦しくなる(笑)
新しく始まる大会は、横浜に限らず、どこの大会でも成功してもらいたい。
| 固定リンク | 0
「マラソン」カテゴリの記事
- マラソン 47全都道府県制覇! への途が開けるふくい桜マラソン(2023.09.19)
- 第25回長野マラソンを走る「旅マラソン」ランナーの皆さんへ(2023.04.19)
- 世界6大大会を駆け抜けたランナー Congratulation! おめでとうございます! お疲れ様です! 1万回の声かけ(2023.03.07)
- 東京マラソン2023 走る前から「金メダル」? 外国人ランナーが多い理由(2023.03.05)
- 東京マラソンは「ネガティブスプリット」 品川からビクトリーロードでゴールを!(2023.03.02)