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2014年10月27日 (月)

第二期日本シリーズという興行は潮時だ。

2008年
前年、リーグ優勝の巨人がクライマックスシリーズ・セカンドステージで3連敗。
何もできないまま一方的に負けたことにより、わずか1年でルールが見直された。

1stステージのルールはそのまま。
セカンドステージでは優勝チームに1勝のアドバンテージが与えられた。

その結果、セリーグ、パリーグともに優勝チーム(巨人-西武)が出場。
日本プロ野球機構の皆さんが胸をなで下ろす結果となった。

2009年
パリーグ、セリーグともに優勝チーム(日本ハム-巨人)が出場。
2年連続で、優勝チームが出場。
表だった不協和音は起こらない。

2010年
パリーグ3位ロッテとセリーグ優勝中日が対戦。
パリーグ3位のロッテが日本一となり「下克上」という言葉が使われた。
前年最下位のチームが、翌年、力をつけて優勝するというならばこの言葉は言い得ている。
だが、一旦負けたチームが敗者復活戦という救済策によって黄泉がえり、どこが下克上なのか噴飯ものだ。

2011年
パリーグ、セリーグ共に優勝チーム(ソフトバンク-中日)が出場。

2012年
パリーグ、セリーグ共に優勝チーム(日本ハム-巨人)が出場。

2013年
パリーグ、セリーグ共に優勝チーム(楽天-巨人)が出場。

2014年
パリーグ優勝ソフトバンク、セリーグ2位阪神が出場。

2004年からの第二期日本シリーズは過去10回行われた。
最多優勝チームは、西武 ロッテ 巨人(2回)
日本ハム 中日 ソフトバンク 楽天が1回となっている。

リーグ優勝チームが「日本一」となったのは 6度。
2位チームが3度、3位チームが1度。

クライマックスシリーズ導入以降7度の「第二期日本シリーズ」では、優勝チームどうしの対戦となったのが5度。
結果オーライだった。
また、優勝チーム以外が出場した年も、首位から3位までが僅差だったため、このルールの不合理さはあまり話題にならなかった。

迎えた2014年、11度めの第二期日本シリーズ。
リーグ戦で首位に5ゲーム差を付けられたチームが日本シリーズに出場するのは史上初。
「パリーグ王者として戦う」という負けられないチーム、勢いにのって戦うという何を背負っているのかわからないチーム。
この興業試合は、そろそろ年貢の納め時だと思う。

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