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2014年10月 3日 (金)

犬 猫 コブラ それぞれの権利

きゃんきゃんきゃん

犬が吠えていて、人々が二階を見上げている。
その犬は二階のベランダにいるようだ。
声の太さから言って小型犬だろう。
見上げている人たちは、うるさいと思っているのか。
それとも、閉じ込められて可愛そうに。
飼い主が散歩に連れて行ってくれないことを心配しているのか。

ごろにゃーご
発情した猫が、周辺地域の同輩に秋波を送っている。
近隣の飼い猫だが、これだけはっきり聞こえるのは
リードをつないで外に出しているからだ。
猫は水に弱い。
木酢液に弱いが、木酢液は人間にも臭いので、あまり薦められない。
飼い主は猫を思い、外でごろにゃーごさせているのだろうが、周辺住民のことは思わないらしい。

ゆっさ、ゆっさ ぱたぱたぱた
三匹の犬が散歩をしている。
先頭を行くリーダー格の一匹は養豚のブタをしのぐほどでかい。
格闘に持ち込まれたら、どこを攻略しようかと一瞬考えずにいられない。
あいにく、これから会社に行くところであり、有効な攻撃手段を持ち合わせていない。

その後ろを付いていく子分のような二匹は小さい。
その二匹ならば、攻撃を受けてもなんとかかわせるだろう。
その後ろから飼い主が歩いてくる。

なぜ、こんなことを想定しているかというと、飼い主が3匹ともリードを引いていないからだ。
東京都条例違反だが、警察がそこらじゅうで犬の検問をやっているわけではない。
犬に自由を与えて、何が悪いと飼い主の顔に書いてある。

そこは通学路。
犬よりも背の低そうな小学生や幼稚園児が犬とすれ違っている。
それを見守る近隣のヤンママはどんな気分だろう。
犬が突然、児童を攻撃した場合、いったい誰がその乱闘を停めるのかは、事件が起きてみないとわからないが、少なくとも飼い主は「ウチの子はそんな犬じゃない」と確信して、リードを家に置いてきたのだろう。

カゴに入れたコブラを持ち歩いたら怖くて仕方ない。
コブラを操ることができるのは、アラブのコブラ使いだが、本当に制圧できているのかは疑問だ。
そんなもの、ダメに決まっていると言うかも知れないが、危害を加える可能性は、等しくどの動物にもある。
その動物を嫌いな人にしてみれば、犬も猫もコブラも変わらない。

犬に自由な散歩の権利
猫にはごろにゃーごする権利
があるというならば、コブラにだってカゴに入ってそこらじゅうを散歩する権利も、突然カゴから首をだして、みんなをびっくりさせる権利があるだろう。
噛みつかなければいいのだ。
何事も起こらなければいいのだ。

コブラ使いは言う。
「自治体の許可はとってある」

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