SALUSで楽しみなのは「大人の迷子たち」
よく東急ストアに買い物に行く。
ほどほどの価格。
清潔な店内。
いろいろと店を選ぶ基準はあるが、駐車場のひと枠の幅が広い。
これが決め手である。
店舗によっては、いちいち駐車券をとって
「****円以上」
お買い上げなければ、駐車料金をとるというところもあるが、そういう所は避ける。
スーパーにはいろいろな特売日があり、このチェーンもご多分に漏れない。
日曜日はお寿司の日
火曜日は野菜の日
以前、曜日セールに「魚河岸まつり」というのがあった。
エレベーターに乗り合わせた小ぎれいな主婦が壁のポスターを読み上げる。
「ぎょががんまつり・・」
だんなに「おいおい」と突っ込まれていたのには笑った。
さて、特に曜日セールにお目当てはない。
行けるのは、週末に限られている。
野菜の日に行きたくても行けない。
それでも一つだけ、楽しみにしているものがある。
月が変わり、下旬にさしかかる頃。
それは雑誌の月号基準日である21日をまたぐかどうかという頃だ。
雑誌は21日を過ぎると、翌々月号表記ができる
10月20日発売の号が表示できるのは、11月号まで。
10月21日発売号は12月号表記ができる。
レジでお金を払い、レジ袋や、夏場ならばドライアイスのコインをもらってサッカーカウンターへ。
かごの置き場所を見定める時、地域イベントのお知らせや、東急宅配サービスのチラシに混じり、ひときわ異彩を放つ誌面を探す。
あった! SALUS
SALUS(さるーす)は、東急電鉄沿線情報誌。
表紙は毎号、洒落たスイーツが飾るため、いわゆるスーパー系情報誌とは趣が異なる。
毎月20日発行のこの雑誌は、10月20日に11月号が並ぶ。
有償の雑誌ならば、滅多にないことだ。
以前、集英社が20日発売の青年誌を発刊した。
20日に書店に並ぶ雑誌はほとんどない。
そこに1誌だけ「今日発売」として並ぶ。
まさに、1日勝負。
その雑誌は、数年で休刊した。
より先の月号を表示しなければ売れないということはないので、それは内容の問題だろう。
さてSALUS。
その情報価値は高い。
定期刊行物として目黒区立図書館に蔵書されているほどだ。
帰宅してアイスを冷凍庫に入れ終えると、早速ページをめくる。
子供の頃、少年ジャンプを買って帰り、まっさきにお目当ての漫画を探した時のように。
お目当てのページは、冊子の中央あたりにある。
タイトルは「大人の迷子たち」
「21世紀に間に合いました」などの名作を書いたコピーライター、岩崎俊一が連載するエッセイだ。
つづく
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