かさが張るミッドランドスクエア ナナちゃん2014
9:29
水撒きしているおじちゃんにミッドランドスクエアってどれですか?と教えてもらった。
これから目指す店「サロン・ド・モンシェール」はそこの地下1階に入っていると調べてきた。
それにしてもでかいビルだ。
フレームに納めるのに一苦労する。
モニュメント「飛翔」すら小さく見える。
いつの間にできたか知らないが、どえらいものを建てるものだ。
ナゴヤは外郎でもビルでもなんでも大きい。
「ナゴヤじゃ、かさがはることが大事だで」
かつて、ナゴヤの知人が教えてくれた。
かさという言葉は、一般に馴染みが薄いが辞典にものっている標準語。
漢字では嵩と記す。
物の大きさや分量という意味で、物体が大きいことを嵩が張るという。
開店は10時。
まだ時間があるので、名駅広小路口あたりを散歩する。
9:38
名鉄百貨店前には10時の開店に合わせて「大トリックアート展」に20人ほどの親子連れが並んでいる。
なんとなく名前から想像がついてしまう。
ハウステンボスにもそういう施設がある。
恒例のナナちゃんチェック。
今年はキリンビールの協賛で「一番搾り」コスチュームをまとっている。
いつも、ここでは高校生から20歳くらいまでの若者が、誰かと待ち合わせている。
一対一の待ち合わせならば、もう少し駅構内の場所にするのだが、大勢の待ち合わせであったり、ナゴヤをよく知らない人。
たとえば、愛知県内の名古屋市以外の人。あるいは、他県から来た人などとの待ち合わせにはもってこい。
なぜならば、もし場所がわからなくても、そこらじゅうを歩いているナゴヤ人をつかまえて
「ナナちゃんってどこですか?」
と聞けば、誰もが教えてくれるからだ。
ナゴヤといえば暑い町と相場がきまっているが、今日は日差しが穏やか。照りつける暑さはない。
かと言って曇り空独特の蒸し暑さもそれほど感じない。
名鉄セブンあたりから地下に潜る。
ナゴヤの10時前は、地方都市となんら変わらない。
シャッターは厳しい協定でも守っているかのように、ぴたりと閉まっているし、ほとんど人が歩いていない。
「ミッドランドスクエア」という案内標識を見つけて、進路を右にとる。
ナゴヤの広い道路をくぐっているから、それなりに距離を歩くと、ミッドランドスクエアの敷地に入った。
ここには、何待ちなのかはわからないが、そこらの椅子で人々がなにかを待っている。
もしかして、この人たちみんな「味噌ロール」狙いなのか?
と強迫観念に襲われるが、だいたい、そういうのが当たったことはない。
人は誰でも、何かを目指している場合、それが限られた数量や座席数を争う場合、周囲にいる誰もがご同輩のライバルに見えてしまう。
9:58
「サロン・ド・モンシェール」開店待ち
店の前で待っているライバルは1人もいない。
店の向かって右手がガラスケースの販売コーナー。
左手が喫茶コーナー。
みそロール、カットしてくれるかな?
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