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2014年12月 3日 (水)

2013年~2014年の佐野元春

2014年の佐野元春は、比較的おとなしい活動だった。

前年2013年は、2012年暮れから2月まで「佐野元春 & COYOTE BAND 2012-2013 WINTER TOUR」
3月13日の誕生日にCOYOTE以来6年ぶりとなる新作「ZOOEY」を出した。

9月には1980年に公開したフィルム・コンサート「フィルム・ノー・ダメージ」を劇場公開。
同内容の映像と音源を市販した。

同9月、TVCM NTTドコモ Xi クロッシィのTVCM やるべきことはまだまだある篇に「夜空の果てまで(ZOOEYに収録)」が使用された。

そして、2014年はというと、アルバム発売はない。
このところ、5年、6年と間隔が空くのがお約束になっていて、それ自体は驚かない。

8月30日、池上本門寺の野外特設ステージイベント「Slow Music Slow LIVE」にThe Hobo King Bandと出演。

10月29日、VISITORS30周年記念盤「VISITORS DELUXE EDITION」発売。当時の未発表曲「CONFUSION」収録。

アルバムはなくても、ツアーをやるのはお約束。
不正コピーの横行。
身入りの少ない配信。
インターネットはユーザーを便利にしたが、作り手は大変だ。
日本で初めて公式ウェブサイトを立ち上げ、インターネット時代を切り開いた元春にとっても、それは例外ではない。
今や音楽家にとって、印税収入と並び、興行収入はなくてはならない2本柱なのだ。

佐野元春 & COYOTE BAND 2012-2013 WINTER TOUR
9月から11月にかけてコヨーテバンドと、全国17都市、19公演の旅に出た。

2014年9月28日
川崎クラブチッタ(ライブハウス)でスタート
今回はホール、ZEP、ライブハウスと会場により3通りのセットリストが用意された。
ツアーファイナルは、11月29日・30日 渋谷公会堂。

11月29日 東京は雨
14時頃には雨雲レーダーから雨雲が東の海上に去り、遠方から来た人だけが用なしになった傘に難儀している。

今日はヨコ並びで拝聴する僕ら元春仲間3人は、約束の時間どおりに揃う。
開場30分前、人影はまばら。
15:30から玄関右側を開けてツアーグッズが売られている。
ビジターズ30周年ということもあり、ビジターズのビジュアルを用いたTシャツ、クリアファイルなどが並ぶ。
8mm、VHSで発売された「Visitors tour 1984-85」の冒頭、一瞬フラッシュされるノックする人影。
とても魅力的だった。
このキース・ヘリングの「ラディアントベビー(這い這いするベビー)」に似たアイコンは、後にVisitors20周年G-SHOCKではEL(文字盤に浮き上がるバックライト・アイコン)として使われた。
当時まだキース・ヘリングの知名度は低かったが、この頃からキースが亡くなるまでの5年間、南青山のポップショップトーキョーに通ったものだった。

雨上がりの外気は肌寒い。
渋谷公会堂隣接のドトールは満席につき、少し坂を下りてエクセルシオールカフェに入る。
ほぼ満席の店内。
勝手に決めては悪いが、年齢的にみて元春ファンと思しき人が多い。
誰もが落ち着き払っていて、馬鹿笑いをしたり、大声をあげるような者はいない。

16:20
既に開場された渋谷公会堂へ戻る。
渋谷公会堂は、NHKのそばにある古いホール。
音楽専用ではないので「あまり音はよくない」というのが、自称音楽通の定説だ。
かつて、東京五輪では重量挙げ会場として使われている。
重量挙げは前方にしか客席がない会場で行われる珍しいスポーツ競技。
(大半の人は)お尻をみてもつまらないだろうし、競技者もぐっと踏ん張っている姿を後ろから見られると集中できないのだろう。
ちょうど、去年の今頃、遊佐未森25周年ライブで来て以来だ。

つづく

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