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2014年12月15日 (月)

東京五輪開会式実況アナウンサーという戦い

東京五輪まであと6年を切っている。
6年後にアスリートとしてピークを迎える世代では、出場権を巡って熾烈な争いが始まっている。


大会を支えるスポーツボランティアは8万人程度。
これに対して50万人は応募すると推察する。
大会に参加できるボランティアも狭き門だ。
もう5年ほど前、つまり東京が2016年夏季五輪招致を目指していた頃から、その争いは始まっている。

そして、そのテレビ放送についても争いは始まっている。

世界中の青空を全部東京に持ってきてしまったような、素晴らしい秋日和でございます

1964年10月10日
自衛隊のブルーインパルスが五輪のスモークを描いた青空
そこで、この名台詞が生まれた。
語ったのはNHKアナウンサー北出清五郎。

2020年東京五輪
開会式の実況は恐らくNHKが担う。
再び、ブルーインパルスが飛来して五輪を描く。
その空を名調子で描写する大役。

しらべるは、井上二郎にやって欲しい。

井上二郎は含み笑いが魅力的なNHKアナウンサー。
土日祝日、NHK 正午のニュースを担当している。
正午のニュースでは、全国のニュースに引きつづき、関東地方のニュースも読む。

喜怒哀楽のないニュースを読む時は、他のNHKアナウンサーと何ら変わらないポーカーフェース。
ただ、一際伸びる低い声は抜きんでた存在感がある。

その真骨頂は喜怒哀楽があるニュース。
犯罪を伝えるニュースは、眉間に深いしわが寄る。
微笑ましいニュースでは、眉毛を上下に動かし目だけを笑わせて読む。

かつて、滝川クリステルが初めて斜め45度で登場した時、誰もが衝撃を受けた。
井上のインパクトもそれに近い。

井上二郎の経歴

2011年
BSプレミアムのドキュメンタリーでナレーターを務める。

2012年
土日祝正午のニュースキャスターとなる。

2013年4月
司会を務める番組「知恵泉」が始まる。

2014年4月1日
「知恵泉」一周年 放送枠が30分から50分に拡大。
放送1年を過ぎると、ユーモラスな表現が増え、表情の崩し方がさらに大きくなった。
底知れぬ資質を感じさせている。

2014年11月22日(土) 22時過ぎから
長時間にわたり長野県で起きた震度6弱の地震関連ニュースを伝えた。

東京五輪のスポーツ実況は、競技知識が豊富なアナウンサーが担当する必要がある。
だが開会式は、スポーツアナでなくともよい。
国際感覚があり、人心の機微に寄り沿う言葉が自然とわき出る人がいい。

これからブレークの予感いっぱいの井上。
民放局が放っておかない。
五輪開会式の道があるとなれば、井上も2020年まではNHKでと考えるだろう。

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