データの消失を防ぐため、空白でないセルを・・・ 長いので割愛
その日、僕は読書の記録をエクセルに書き込んでいた。
新たに読み終えた本を記録するために、100行めと101行めの間に1行挿入する。
そういう時、101行の任意のセルを選択して「行の挿入」ボタンをクリック。
エクセル2010のリボンでは、仕事にならない。
仕事じゃないけど
クィックアクセスツールバーには、いつも使うボタンだけが出してある。
中でも、これがなければ仕事にならない
・・・仕事じゃないけど
というボタンが「行の挿入」
これを使えば、その行のどこを選択していても行を挿入できるから便利だ。
これを知らない人は[101]と書いてある行番号を右クリックして、挿入をクリックしていることだろう。
なんと嘆かわしい
人のことはいいか
「行の挿入」ボタンをクリック
すると、エラーメッセージだ。
何もしていないのに・・・^^;)
エラーダイアログには次のことが書いてあった。
データの消失を防ぐため、空白でないセルをワークシートの外に移動することはできません。新しいセルを挿入する別の場所を選択するか、ワークシートの末尾からデータを削除してください。
ワークシートの外に移動できるセルにデータがない場合は、どのセルが空白でないと見なされるかをリセットできます。これを行うには、Ctrl+Endキーを押してワークシート上の最後の空白でないセルに移動します。
次に、このセルと、データの最後の行および列とこのセルの間のセルをすべて削除し、
保存します。
長くて読む気がしない。
しかし、何度試してもこのエラーから逃れられないことがわかり、しぶしぶ解読に入った。
以下はこの長文を、small step で書き起こしたもの。
【 1 】[Ctrl]+[End]
ノートパソコンでは[End]キーが [Fn]+[End]で割り当てられているものが多い。
その場合は[Ctrl]+ [Fn]+[End]
選択がワークシートの右下(1048576行)に移動する。
データがR列まで入っている場合、セル S1048576 が選択された状態になる。
■エクセルの行数
Excel2003までは65536行
Excel2007から1048576行
【 2 】マウス操作でスクロールバーを使いスクロールアップ。
データが入っている直下の行まで行き、その行番号の上にマウスポインターを置く。
データが100行まで入っているならば、行番号[101]の上にポインターを置く。
【 3 】[Shift]を押下しながら左クリック
これで、範囲が選択される。
大きな範囲を選択する場合、この方法が最も速い。
【 4 】[Delete]押下
この操作により、正体不明の"原因"となっているデータが取り除かれる。
【 5 】[Ctrl]+[S]
つまり、上書き保存。
これだけのことが、先の長文に書かれていたことだ。
そこで再び「行の挿入」ボタンをクリック。
いつもの通り、1行挿入された。
突然のエラーダイアログだが、予兆はあった。
この表をメンテしていると、ある行の高さが巨大になることが何度か続いていた。
それが5度めになった時、このエラーが出た。
コンピューターにエラーが出る場合、ユーザーが
"何もしていない"ということは、あり得ない。
何らかの理由によりデータが入っていないはずの行に、何らかのデータらしきものが入ったのだろう。
何らかがなんだかは、この際どうでもいい。
直る方法さえわかればいいのだ。
僕はエクセルの開発者でもなければ、エクセルに人生を賭けているわけでもない。
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