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2014年12月23日 (火)

東京・荒川マラソン中止

東京・荒川マラソンは2014年12月21日、第1回が開催されるマラソン大会。

なにを言っているの。
荒川マラソンはもうないよ。今は「板橋Cityマラソン」それも3月開催だし。
というのはマラソンに詳しい人の反応。
確かに古くからある「荒川市民マラソン」は今は改名している。

それでも、大会のオフィシャルページまであるとなればそうも言っていられない。
12月に新しいマラソンができたのだな。
それならば、早速チェックしなければならない。


概要
開催日:2014年12月21日 (日)
会場:東京都江戸川区 平井運動公園
コース:荒川河川敷コース 平井大橋~江北橋間

マラソンはコースを2往復 4,000円
ハーフは1往復 3,000円
募集定員 1,000人


ところが、この大会、開催2日前に中止になった。
通常ならば、大会数週間前には集合場所、会場見取り図、注意点などを網羅した案内書が送られてくる。
それが届かないため、一部のランナーが江戸川区に問い合わせたところ、道路使用許可申請が出ていなかった。
主催者は自治体でもなく、NPOでもない。
過去にマラソン開催経験はなかった。

「ランナーもバカだな。主催者が確かかどうかくらい、自己責任で調べなきゃ」
というのは大会に出たことがない人の言い分。

ランナーは大会公式サイトや報道で、その大会の存在を知る。
そして、エントリーは代行業者を利用する。
大半の主催者もエントリー受付は代行業者に丸投げする。

マラソンのエントリー代行は日本では「RUNNET」がほぼ独占している。
RUNNETは日本最大のランニングイベントエントリーサイト。
大半のランナーはこのRUNNETで大会エントリーしている。
2番手に「スポーツエントリ-」があるが、取り扱う大会数、周辺サービスの充実度合いでは大きな差が付いている。



東京・荒川マラソンはRUNNETが取り扱っていた。
ランナーはRUNNETに全幅の信頼を置いている。
RUNNETに載っているという時点で、疑う余地はないと考えているのだ。

RUNNETの公式サイトのトップページでは、この大会について「たいせつなおしらせ」というページへのリンクのみ。
天候などの事情で、大会が中止されることは時々ある。
RUNNETを訪れた人が「
なにかの大会が中止されたのだな」と思い、特段気に留めない書き方だ。

通常、不祥事があった会社のサイトは、その真摯な姿勢を示すために、目立つ位置にお詫びの意を表すか、お詫び特設ページのリンクが置かれる。
今回の一件、我が社に道義上の責任なし。
そう見うける。

ランナーの友だちから情報が入る人。
新聞やネットのニュースをくまなくチェックしている人。
それ以外のランナーは、この出来事を知らぬまま、RUNNETを利用するだろう。

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