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2015年1月 3日 (土)

3分でわかる箱根駅伝 復路

データは2019年大会に修整済み

■復路
箱根を出発し、東京大手町にゴールする6区~10区 109.6km
1月3日8:00 往路優勝校が1校だけスタート
順次、往路のタイム差による時差スタート

■一斉スタート
8:10 復路スタート時、往路ゴールタイム差がトップと10分以上あるチームは、レース開始10分後、号砲により一斉スタートを切る。
実際のタイム差との差分は、復路ゴール後に加算される。
公道を走るロードレースでは、交通規制時間に限りがある。
コースとなっている道路では、数日前から1月2日、1月3日、それぞれの道路封鎖時間が告知される。
その時間を過ぎて道路を占有使用することはできないため「一斉スタート」や「繰り上げスタート」が行われるのである。

■6区
箱根~小田原 20.8km
5km上った後は、ずっと山下り。
下りの激しい衝撃に耐える脚をもった選手が置かれる。
往路の5区は23.4kmだが、6区はそれより短い。
復路最短区間。
復路では6区のみ給水できない。
前日が冷え込んだ場合、路面が凍結することがあり、ランナーは転倒しないよう気を配る必要がある。

■7区
小田原~平塚 21.3km
往路の4区は18.5kmだが、復路の方が長い。
それだけ復路の小田原中継所が芦ノ湖寄りということである。

■繰り上げスタート(復路)
復路中継所では、トップ通過から20分を過ぎると号砲が打たれ、前区間選手の到着を待たずに、次の選手が繰り上げスタートを切る。
そのチームは棄権扱いとなるが、オープン参加で引きつづき走ることができる。
平塚中継所あたりから、たすきが途切れるドラマが始まる。

■8区
平塚~戸塚 21.4km
往路の3区とまったく同じ距離。

■シード権
次回大会に予選会を経ずに出場できる権利。総合タイム上位10校までに与えられる。
優勝校が絞られて来る頃、日テレは第2の焦点として、シード権争いにスポットを当てる。

■9区
戸塚~鶴見 23.2km
往路「花の2区」とまったく同じ距離。
往路がそうであるように、復路も最長区間。

■10区
鶴見~大手町 23.0km
沿道応援の場所取りは、選手通過の1時間ほど前から始まる。
馬場先門から先は往路とコースが違う。

■総合優勝
トップで大手町にゴールしたチームが総合優勝。
この時点では復路優勝は確定しない。

■復路優勝
復路で最短タイムを記録すること。
ただし、時間差スタートのため、復路ゴール時点では確定しない。

■完全優勝
2つの完全優勝がある。
1,全区間区間賞の優勝
2,全区間トップ中継の優勝
1の全区間区間賞はまだ1度も記録されていない。
1951年、第27回で日大が9区間で区間賞をとり優勝したのが歴代最多。

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