卒業式を一眼レフで撮影するテクニック
1月の声を聞くと、推薦で決まる人には合格通知が届く。
センター試験、私立大学試験、国公立大学試験
それが終わる頃には卒業式の季節がやってくる。
卒業式の写真撮影で大切なのは、流れを読むことだ。
「卒業生起立!」
と言われて立ちそうになったことが、これまでに2度あるが、
それくらい、臨場感を持って臨まなければいい写真は撮れない。
受付で式次第をもらったら、進行方法を確認する。
これによって、何の写真を狙うかが決まる。
狙いが決まったら、会場の何処に席を取るかが決まる。
「卒業証書授与」は高校のマンモス校では、代表者への授与だけで、個々人には渡さないことがある。
その場合は、入退場だけがシャッターチャンス。
最後列に席を取る。
入退場というたった2度の機会を捉えるためだ。
最後列が空いていない場合は、卒業生入退場通路べりに席を取ってもよい。
ただし、卒業生がどのルートを通るかは、事前にはわかりづらい。
使うのは標準レンズ。
会場は暗いのでフラッシュをたかないとシャッターが切れない。
「卒業証書授与」が個別に行われる場合、左右の端に席を取る。
準備するモノは3つ。
■望遠レンズ
■三脚
■リモコン
席と(会場の)壁の間に、三脚をセットする。
こうすれば、撮影時に立ち上がって、カメラ操作ができる。
つづいて、カメラに望遠レンズをセット。
レリーズモードを、リモコンで即時にシャッターが切れるモードに設定。
三脚にカメラを固定。
ファインダーをのぞいて、構図を決める。
フラッシュはオフにする。
手ぶれを防止するために、シャッター操作はリモコンで行うとよい。
事前に被写体となる我が子の「クラス」「出席番号」を把握しておく。
ステージの右側に並んだところから撮り始める。
壇上で証書を受け取る。
続いてステージから降りてきて、ほっとした表情を撮って撮影終了。
気合いを入れて臨んでも、撮れるのはたかが2~3枚。
されど2~3枚。
将来、デジタルフォトフレームで親が撮ってくれた写真を見るようになった時、いい顔しているなと思ってくれればいい。
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