お供えに重宝するコンビニ最中で汁粉を作る。
最中(もなか)はお供えに好適な和菓子。
仏壇はないが父の遺影を飾ったコーナーに手を合わせる。
そこには、やはりお供えが似合う。
父はぼた餅、おはぎが好きだった。
夏になれば、宇治金時。
晩年、医者から甘いものを制限されていたため、食後に「金時ば」という父に「先生がダメって言うっちゃないと?」と言ってダメダメをした。
今もそれを悔やんでいる。
ぼた餅、おはぎを買って来て供える。
たいていの和菓子は賞味期限が一両日。
長くても3日。
その点、最中は日保ちが長い。
コンビニで売られている最中の場合、概ね2ヶ月程度が賞味期限に設定されている。
2ヶ月置きっぱなしということはないが、賞味期限に迫られて、食べなければという脅迫感がなくていい。
和菓子なので、100~150kcalとカロリーは低め。
小腹が空いた時に「いただきます」と手を合わせての間食にちょうどよい。
そんなニーズを読み解いたのか、コンビニ各社は漏れなく最中を常備している。
セブンイレブンでは「つぶあん仕立て小豆最中」
55円 製造:足立産業
ファミマでは「小豆最中」
54円 製造:足立産業
ローソンは北海道産小豆100%「天恵 粒あん最中」
54円 製造:天恵製菓
最中を汁粉にする「もなか汁粉」という商品が売られている。
お湯を注いだマグカップに、それを投入すると、がわがふやけて中から餡が溶け出し汁粉になる。
佐倉の銘菓、木村屋の「蔵六餅」もこうして食べると美味い。
コンビニ最中では餡の量が少なく、汁粉には力不足。
一方、お湯をそそぐだけの汁粉として、スーパーで売られている「森永おしるこ」
こちらは、水でも作れるというのが重宝で買い置きしているが、お汁粉としては小豆の存在感が弱い。
というより小豆の皮しか舌に触らない。
そこで、両者の弱点を補うべく
2度愉しめるものを1度で味わってしまうという贅沢。
作者の意図した通りで、言うまでもなく美味い。
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