この1年で部長に昇進したマラソン界のくまモン M高史
荷物預け用のビニル袋は70Lも入る大きいもの。
2泊3日の荷物だって入るだろう。
これに事前送付されてきたナンバー入りの紙を入れて預ける算段。
足下までしっかり防風された男子用更衣室は満員。
中央あたりのスペースをみつけて、組み立て椅子を出す。
去年のマラソンシーズンに合わせて買ったDOPPELGANGERの椅子。
分解するととても小さい。
簡単に組み立てると、ちょうど尻が乗る程度の座面になる。
これは必須だ。
特に足が痛むレース後は、これがないと着換えられない。
外は強風。
さっきから、テントにぴゅーぴゅーと北風かんたろうが吹き付けている。
スタート15分前まで、テントで過ごし荷物を預ける。
直前まで預けられるのも、ありがたい。
貴重品は自己管理となっているので、PASMOやクレジットカードはウェストポーチに仕舞う。
開会式が始まる。
ウィンドブレーカーを脱いでいるので、この風はしのげない。
露店のワンボックスカーを風よけにして、暖を取っていると、後から後からランナーが集まってきた。
「この(ランニングブームの)ご時世に、都内で千人切る大会ってどうなの?」
ランナー仲間が大会を揶揄している。
一人で来れば誰ともそんな会話をする必要はないが、誰かと来るとなにか言って場をつなごうとする。
いやぁ、走りやすくて嬉しいですけどね
と心でつっこんだ。
スタート5分前、意を決して強風の中へ割って入る。
レース直後、スマホで確認すると風速6m。
強風が吹いたと感じていた2012年の同大会でも風速3mだから、この日の風は多摩川でも強い部類だ。
ゲストは川内優輝のそっくりさん「M高史」
川内優輝と同じ髪型、ユニフォームの出で立ち。
胸には「埼玉県庁」ではなく「埼王県庁」のネームが入っている。
走力はエリートランナーレベル。
2013年2月3日の別大毎日マラソンで出した自己ベストは 2時間40分34秒。
カンボジア代表としてリオ五輪に出場見通しの猫ひろしより少し劣る程度だ。
去年ここで見た時はまだ無名だったが、その後、大会を盛り上げるゲストとして、数多くの大会に呼ばれた。
そして東京マラソン2015では「大会宣伝部長」に就任。
今やマラソン界のくまモン!
二の腕が日焼けしている。
年中ランシャツで走っているから、そうなるのだろうが、見ていて寒い。
さっきまでバナナを配っていた女性が唄を歌っている。
国歌ではない。
遠目にはキンパツだが、外国人なのだろうか。
道理で風合いの違う人がバナナを配っているなと思った。
ここでコース最後尾に入ると、すぐ号砲。
スタートまでのロスタイムは20秒。
リストバンドによる計測では、ロスタイムは一切勘案せず、スタート→ゴールの2点だけを計測する。
去年はmiCoach SMART RUNのスタートボタンが押しづらくて弱ったが、今年は(mi)ボタンでスタートできるようになった。
確か買ったばかりの頃、これはできなかった。
アップデートで更新するファームウェアで、仕様変更したものと推察する。
スタートラインを超える時(mi)ボタンを押下。
安心してレースに臨めるようになったのは、ありがたい。
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