東京マラソン2日前にすること
ここまで、確実にスタートラインに立つためのリスク管理について書いて来た。
いよいよ、あと2日。
ここでやることは荷物と心の整理である。
心の整理とは、無心でスタートラインに立つための工夫。
無心というのは目の前の、この時に集中する境地だ。
さぁ、いよいよこれから5時間も6時間も走ろうかという、そんな時
「部下のあの野郎、生意気な口をききやがって]
「月曜日、また部長にいじめられるんじゃないか」
といったことを考えているのは、実に不幸なことだ。
走り出せば細かいことは忘れるのだが、心から東京の街と大観衆を楽しむ準備ができているとは言い難い。
そのための工夫は「職場揉めない」こと。
たとえば、誰かがミスをしたとしよう。
ここぞとばかり非難する。
メールで注意する。ご丁寧に周囲にCCまで付けて・・・
そういうことをすると、次は相手の番。
「相手が逆ギレしたらどうしよう」
という不安を抱え込んでしまう。
金曜日のうちに反論が来ればまだいいのだが、それがなかった場合、走り終えた月曜日に何か言われるのではないか?という不安要素を1つ抱えることになる。
先攻があるから後攻がある。
誰もが守る立場がある。
だが、ここは一時休戦。
マラソンが終わるまでは、誰に対しても文句ひとつ言わないと決める。
目の前のことを淡々とこなす。
そして、5時ぴったりで帰宅する。
間違っても残業などしない。
難しい仕事をこなすと、体重が1kgくらい減ることがある。
「やった!マラソンは1kgやせれば3分速いと言うからラッキーだ」
と思うのは早計。
脳はせっかく筋肉に溜め込んだグリコーゲンをごっそり頂いてしまった可能性が高い。
体が軽くなることによるメリットと、筋力・スタミナを失うデメリット。
決して得策ではない。
もしも、月曜日に有給休暇をとっていない人がいたら、思いなおして上司にお願いした方がよい。
「とんでもない。マラソンくらいで有給休暇なんて」
とあなたが思うほど、周りはあなたを必要としていない。
「明日も仕事だ」
と思いながら走る築地から先は辛い。
銀座までは夢の中。
しかし築地で35kmを過ぎると、風景は一転して閑散とした普通のマラソンになる。
アップダウンも多い。
意地を張って休みをとらなかったことを、きっと後悔するだろう。
モノの整理は荷物を詰めること。
旅マラソンの場合も、日帰りマラソンの場合も、2日前にはデイパックに荷物を詰めておく。
・当日着るもの
・レース直前の準備
・レース直後の着換え
最低でもこの3つは、リスト化して分類しておく。
分類には、100均で売っているB4サイズのファスナー付きポーチが便利だ。
目印はセラポアテープ(なければ紙)にマジックで
「直前」「直後」「当日朝」と書いて貼っておくと、わかりやすい。
荷づくりする時に忘れてはならないのは、以下のことがある。
・レースで履く靴下を裏返して毛玉をトル
・ガムテープを小さく切って割り箸の先につけ、靴の中に入っている小石を取り除く
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