第1回横浜マラソン 日本一18カ所のおもてなし
今日は第1回横浜マラソン。
2007年に東京マラソンが成功を収めて以来、全国主要都市はこぞって市民マラソン大会を立ち上げた。
2014年現在、20ある政令市で市の名前を冠するマラソン大会をもたないのは「広島」「相模原」などちょうど半分の10都市。
2015年は「横浜」が外れて9都市になる。
1956年にできた初代政令市5つの中では、横浜が最後発となる。
(名古屋は女性限定のため"ウィメンズ"の文言が入る)
横浜マラソンの特徴は給水所。
「18カ所」はマラソン大会では日本一。
42.195kmで18だから、2.3kmに1回給水所がやってくる。
これは素人ランナーにとっては、とても優しい。
第1給水は3.6km
マラソンではスタート地点までに整列、ロスタイムがあり1時間程度、水を飲むことができない。
希望としては、第1給水所はもっと早い場所に設置して欲しい。
混雑による接触・転倒の危険が多いという理由が想像できるが、道幅からしてもっと手前に置けないことはない。
第1給水は第18給水と同じ場所にある。
設営の都合というところか。
東京マラソン以前からのマラソン大会は、概ね「5kmに1回」
これはプロランナーの大会に倣っている。
給水はほんの数秒とはいえ、タイムロスになる。
タイムを縮めることに生活がかかっているプロにとっては、あまり給水所に寄ってはいられない。
私設エイドの炊き出しみそ汁に「あったまるね~」
と和んでいるのは、市民マラソンだけの風物である。
マラソン講座の集計によると、大半のマラソン大会は「10カ所」
最も少ないのは「7カ所」
比較的多いのは以下の大会である。
東京マラソン15
静岡マラソン15
横浜マラソンが日本一の「18」にこだわった理由は、ランナーの満足度にある。
マラソン大会に参加したランナーは、各自のブログ、RUNNETのレビューなどに「大会講評」を述べる。
次回大会の参加を検討するランナーは、その講評を参考にして出走を決める。
特に横浜マラソンは参加費も日本一。
マイナスポイントがあった場合
「15,000円も払ったのに・・」
と言われかねない。
ランナーが評価するポイントは
・記録がねらえるコースか
・天候条件
・景色
・おもてなし
なかでも、もっとも満足を左右するのが「おもてなし」だ。
おもてなしには「主催者の企画」「ボランティアのサービス」が挙げられる。
運営に対する意見の例
・スタート地点のトイレが少ない
・給水所に水がなかった
ボランティアに対する意見の例
・場所を尋ねたら、周囲の状況を把握していなかった
・雨の中、励ましてくれた
横浜マラソンでは「18」という数だけでなく、そこでは「パフォーマンス給水」という試みも予定している。
コース中に10kmに及ぶ高速道路が含まれていることもあり、後半は応援観衆が見込めない。
それをカバーすべく、運営側で募集して配置する人員でランナーに「おもてなし」をするというわけだ。
大会終了後、ランナーがどのように評価するか、とても楽しみだ。
天気予報は「晴れ時々曇り」
出場するランナーの皆さん、好レースをお祈りします!
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