横浜マラソンで行われた大規模なランパス
横浜マラソンは、10kmの部が併催された。
10kmの部は、マラソンよりも高倍率となった。
<マラソン>
地元優先枠3,000人に対して30,909人(10.3倍)
一般枠19,450人に対して66,831人(3.4倍)
「地元優先」「一般」の延べ申込者は
定員22,450人に対して97,740人(4.35倍)
<10km>
募集枠1,000人に対して14,683人(14.7倍)
<10km車いす>
募集枠30人に対して14人(0.5倍)
※全競技の延べ申込者は112,464人
14.7倍といえば、東京マラソンよりも高倍率だ。
男子570人、女子450人 合計1,020人が出場。
男女比率が拮抗しているのが目に留まる。
マラソン大会と言えば、7割は男というのが相場だ。
8:25 車いすの部がスタート
8:30 10kmの部がマラソンと同時スタート
10kmには間寛平、谷原章介が出場した。
制限時間は1時間30分
公式には10時で競技終了だが、10時15分頃にゴールした最終ランナーを待って競技を終えた。
そのゴール地点である山下公園駐車場あたりを右に見て、ランナーはレースのクライマックスに突入していく。
ランナーの高揚感を体験すべく、コースに沿って歩き始めた。
■「山下公園中央口」信号
「左に寄ってくださ~い」
交通整理のスタッフがメガホンでがなっている。
警官とスタッフが互いに一本のロープを持ち、電車のレールを切り替えるように、コースを作り替えた。
なにごとだ?
すると、その先で歩行者がぞろぞろとコースを渡り始めた。
これが、ランパスか・・・
話しには聞いていたが、この目では初めて見た。
マラソンにはコースを占有する場合と、そうでない場合がある。
自動車道路を使うコースでは、クルマとランナーが入り交じって走ると危ないので「占有」
その場合、道路は一定時間封鎖される。
道路が封鎖されている間、歩行者も道路を歩けない。
つまり横断ができない。
観光地など、人通りの多い地域の場合、道路を渡れないと目的の店や施設に立ち入ることができない。
そこで、コース監視員や交通整理員が、歩行者に横断を認める。
それがランパスである。
パスするのは歩行者の方なので、本当はウォークパスと言えるが、名前はランパス。

まずはじめに、横断希望者を待機エリアに溜める。
道路中央に配置するちんちん電車(路面電車)の電停のようなものだ。
ある程度、歩行者が溜まると、待機エリアを一旦締めきる。
つづいて、交通整理員がロープを使って、ランナーの進路を歩行者の背中側に変更する。

すべてのランナーの進路が変わったところで、待機エリアの前方を開き、歩行者を対岸に横断させる。
待機エリアが空っぽになったら、今度は対岸にいる横断希望者を待機エリアに入れる。
これを延々と繰り返すことで、歩行者は一定の時間を待てば、走路を横断することができる。
ランパスを初めて経験するランナーは、はじめは戸惑うだろう。
いいペースを刻んでいたランナーにとっては、ペースが崩れるので歓迎はできない。
だが、慣れてしまえば大きな影響はない。
こうすることで、地元の理解と協力が得られるならば、仕方がないことだ。
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