山手線一周は59分 100周年ラッピング電車をスルー
【 目黒 】
安全防護柵あり
右カーブの途中に駅があり、ホームは右曲がり。
「しらべる」というホームページの名前ができたのがこの駅。
内容は決まっていたものの、それに見合うぴったりの名前を思いつかなかった
1999年のある日。
山手線に乗るために階段を下り、目黒駅のホームを歩きながらタイトルを考えていた。
すると「そうだ、しらべるで造ればいいじゃん」と思い立った。
【 五反田 】
安全防護柵あり。2014年に設置されたのでまだ新しい。
駅が明るい。
国道1号線と直交する真上にホームがあるため、陽光を遮るものがない。
従って、天気のいい日の昼間は、とても明るいのである。
「五反田駅はなぜあんなに高いところにあるのか」
という書籍があるが、それは東急池上線の五反田駅のこと。
東急の駅は山手線のホームから、さらに階段をあがった所、ビルの4階にある。
【 大崎 】
ホームには安全防護柵
電車を停止させると、運転手が鞄を持って降りていった。
ここで、交替か
無人となった運転室に、すぐさま後任の運転手が入ってきた。
先頭車以外の乗客は、ここで運転手が交替したことに気づかないだろう。
大規模な駅前再開発が終わった大崎。
東京では、あちこちの主要駅で再開発が行われている。
品川~田町間に整備される田町地区再開発「東京サウスゲート」構想。
品川と大森の中間駅「大井町」周辺。
東京五輪を5年後に控え、さらに都市を高層化させているのだ。
都市が高層化すれば、自治体には余計に固定資産税が入る。
ビルには企業の事務所だけでなく、多くの人が住処を構える。
人は雇用があり、利便性が高く、季候が良く住みやすい町へ集中する。
この流れは誰にも止められない。
日本の人口は減少傾向にある。
都市の人口流入が加速する分、地方からの流出が加速する。
「国土の均衡ある発展」と「集中による都市競争力の向上」を並べて語る人は少なく、まったく次元の違う問題であるかのように、別々の人々によって独自に進められる。
反対側のホームに茶色い電車が停まっている。
企画のラッピング電車とみえる。
後でしらべると「東京駅開業100周年記念ラッピング電車」だったらしい。
(2015年3月まで運行)
知らないので、写真も撮らず仕舞い。惜しいことをした。
動画はこちらをどうぞ
大崎を出た所が、山手線最南端。
ふたたび【 品川 】
一周を終えて、先ほど乗車した場所にぴたっと停車。
そこで、ストップウォッチを押下。
59分55秒
1時間を超えることもあると聞いていたが、乗降の渋滞、駆け込みもなく、定時運行すればこのタイムということだ。
いつかまた休日の休みがとれたら、今度は品川発外回りで右カーブの一周に臨みたい。
恐らく、その時も運転席に張り付くことになるだろう。
空想と瞑想で過ごす、山手線一周の酔狂は、ずいぶん先の話になりそうだ。
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