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2015年4月13日 (月)

長野マラソン攻略法 不調の場合、好調な場合

長野マラソンの定員は2012年大会より、従前の8,000人から10,000人になりました。
増員の前後両方の大会を走って言えることは、1万人では長野駅までが走りづらいということです。

2014年はスタートライン手前で、後ろから無理矢理追い抜いていったランナーに、靴を思い切り踏まれてしまいました。
それが原因で「もう足を踏まれまい」と周りのペースに合わせたため、予定よりオーバーペースになってしまったのです。

スタート後、5kmまで小刻みなアップダウンがあります。
ここのペースがけっこう速いです。
7時間制限の「東京マラソン」や「とくしまマラソン」、5時間30分制限の「静岡マラソン」よりも速い。
その理由は2つあります。

1.「5時間制限」という設定のため、超初心者のランナーがいない。
2.関門収容されないために、初心者ランナーも先を急ぐ。

渋滞の中でマイペースを守るのは危険であり、大変です。
でも、ペースを守らないと、後半に爆発力が残りません。
4時間30分~5時間のゴールタイムを目指すランナーは、ここを6分30秒より速く走ってはいけません。
今さら「2,000人削ってください」と言っても仕方がないので、トラブルがないよう神に祈るしかありません。



5.5kmで善光寺との交差点「大門」を左折すると、そこから長野駅まで一気に下ります。
恐らくここが、長野マラソンコース中、最も応援が多い場所。
クライマックスが最初に来てしまうのは仕方ないので、しっかり意識して楽しみましょう。
2度の経験でいうと、慎重すぎず、飛ばしすぎず、休憩だと思って下るとよいでしょう。
この区間で6分30秒ペースに入れて、そこからゴールまで守っていけば 4時間40分程度でゴールできます。
4時間30分切りを目指すならば、ここから先すべてのラップを6分20秒以内にまとめる必要があります。


長野マラソンは日本陸連主催のため、私設エイドの利用や仮装を禁止しています。
沿道の人から飴などを受け取らないよう注意しましょう。


エイドはすべて、コース左側にあります。
どこの大会でもそうですが、第一給水所は混みます。
ここに寄らなくて済むよう、ど素人!マラソン講座では「グリップ給水ボトル」をお薦めしています。
ぜひ、練習で試してみてください。
両手に持てば220ml。
はじめのうち、いくつかのエイドには寄らなくて済み、タイムの節約になります。


2010年大会では、13km過ぎの川沿いの土手で男子ランナーによる「整列放水」が行われていました。
2014年大会では、土手に行けないよう規制されており、マナー違反はなくなりました。
そんな人はもういないとは思いますが、トイレ以外で用を足すことに対しては、相当厳しく目が光っています。


エムウェーブをぐるりと回って帰ってくる15kmあたりは平坦です。
しかし、自分より速いランナーが対向車線を走ってくるのは、見ていて疲れます。
ここは、余計なことに気を取られず、音楽でも聴きながら無心で走ることが必要です。



19km過ぎから有料道路「新長野大橋有料道路」通称「五輪大橋」を上ります。
ここの上りはけっこう長いです。
この上りは調子のバロメーターです。
上っているのに「それほどきつくない」と思っていたら、レース成功の可能性が高いですよ。
一方「長いなぁこの坂」と思ったら、我慢のレースを覚悟です。
そこで諦めたら、平凡なレースで終わります。

つづく

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