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2015年4月30日 (木)

時々、脳を刺すような頭痛 片頭痛?偏頭痛?

下垂体腺腫発見入院回復

【 第1話 】
刺すような痛みだ
脳をアイスピックで刺されるような情景が浮かぶ
しばらく仕事の手を休める
深呼吸する
すると、2~3度でその得体が知れないが、しっかりと残像の残る痛みは何事もなかったように収まっている。
そんなことがここ数ヶ月続いている。

トルソーの大部分や手足はしらべて所見が悪ければ、開けて直すことができる。
だが、頭の中は開けて見ることができないだけに厄介だ。

まずはこの「刺すような頭痛」をしらべる
いくつかの頭痛関連書籍を読破していく。
「片頭痛」というのが頻出するキーワードだ。
それ自体は20年前、知人が中洲のクラブで、巨大な携帯電話で話しながら「最近、へんずつうがひどくて」と言っていたのを覚えている。
ある意味、懐かしい。
漢字は「偏頭痛」だと思っていた。
しらべると意味は同じだった。
片頭痛、偏頭痛どちらも辞書に載っており間違いではない。
ただし、医学界では「片頭痛」が使われている。
今回読んだ書籍でもすべて「片頭痛」が使われていた。

大半の書籍では、対処療法のなかに「コーヒーなどのカフェインを少し摂るとよい」とある。
アイスピック頭痛が来た時にコーヒーを一口飲むと、確かに頭痛が収まった。
偽薬効果かも知れないが、それまではコーヒーは頭痛に悪そうだと思っていたので、この新知識は悪くない。

「現代人の3割は頭痛持ちです」
と本に書いてあると、なんだ、そうなのか。
自分は心配しすぎかなと思う。
しかし「ストレスが原因ということもあります」と書かれると、少し胡散臭い。
人の話を聴かない人は、なんでもストレスのせいにするからだ。
「ストレス」を持ち出したら頭がいいと錯覚される時代は10年前に終わっている。

今、健康に悩む人に向かって「ストレスじゃない?」と言おうものならば、
「他人のことはどうでもいい、自己中心な人」と思われること請け合いだ。

さらにしらべると「心配のない頭痛」もあれば「命に関わる頭痛」もあるという。
それは誰に聞けばわかるのか。
とても書籍に書いてある「あなたの頭痛はどのタイプ?」的なチェックで判断できるものではない。
それならば、専門医にかかればよい。
だが、頭痛の専門医とは「何科」なのか?
頭痛というくらいだから、頭すなわち脳の専門医であれば、ある程度納得のいく所見を述べてくれそうである。
「今年は早め早めに検査を受けるように」
と旧友から助言されている。
早い話が、もう歳だ。

そこで、脳神経外科を持ち「脳ドック」を実施している総合病院の門を叩くことにしたモン
あ、それは昨日で終わりか(笑)

脳神経外科
まだ足を踏み入れたことがない未知の領域
未だ知り得ない自分という実像に近づけそうな甘美な響き。
1度行ってみたかった憧れの科
いよいよ、一歩前へ進む日が来た。

平日の休みがとれた日。
病院のモンを叩く
予約は入れていない。
「今日はどうされましたか?」
受付の女性に、マイ頭痛のあらましを説明して、脳神経外科に1度かかりたいと思って来ましたと告げる。
すると、通されたところは「内科」だった・・・

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