モンバイザー 今年は「かぶらないでください」
熊本でくまモンに会いに行く時は、一眼レフを持っていくが、今日はスマホカメラのみ。
毎度おなじみ前方に陣取ったママたちがかざすスマホの隙間からくまモンを見ることになる。
いい写真は期待できない。
そして、一眼レフは重い。
だから、今日は目に焼き付けることに集中しようと思ったのだ。
でも今は、その判断を少し後悔している。
抽選が始まる。
ロビーで待っていた招待客が整列している。
招待ハガキを受付でさしだし、チェックしてもらった後
箱に入ったくじを引く。
会場に入ってすぐ収容人員を目分量する。
およそ300人くらいだろうか。
2014年の「第二部」では最前列の前に、こども・家族席が設けられていた。
客席がフラットだったので、最前列に座っていても、こどもママがかざすスマホ越しにくまモンを見る構図だった。
今年はこども・家族席がない。
椅子は据え付けではなく、元々はフラットなホールに、整然と並べられている。
椅子の背もたれにはくじと同じ「列」「番号」を示す紙が貼られている。
座面には「モンバイザー」
「モンバイザー」とは、紙でできたくまモンのサンバイザー。
ファンの間ではこの名詞は一般的なものになっていて、場内放送でも
「モンバイザーはかぶらないでください」
と放送されていた。
かぶらないのかよっ
去年の経験からいって、開演時には全員がモンバイザーを被りくまモンを迎える準備をしていたのに。
通常はくまモン登場の際、ファンがモンバイザーを被って出迎えるのがお約束。
いいおじさんも含めて、多くの人がてらいもなくモンバイザーを被っていると、くまもんのパフォーマンスがさらに加熱するのだ。
切り欠きの調節により、子供から大人まで被ることができる。
モンバイザーは、主に着席のイベント会場で参加者に配られる。
くまモンスクエアでは配られていない。
イベント専用であり、非売品である。
開演40分前
モンバイザーを座席の下に仕舞って、開演を待つ。
スクリーンには熊本弁が表示されている。
「まうごつ」は「すごく」という意味の方言。
熊本大学に行った友だちが「熊本では比較級、最上級はまうごつ・はうごつ・なばんごつで表現するのだ」と言っていた。そのうち「まうごつ」だけは、くまモンが常用している。
「すごい席ですね」
「もう私、今年の運使い果たしちゃったかと思って」
最前列では見知らぬおばさん女性同士が幸運について語り合っている。
運は使えば使うほど、増えるんですよ
とつっこみたくなったが、余計なことを言うと気味悪がられるので思いとどまった。
時々、後ろからその知人と思われる女性がやってきては
「すごいね、ここ。私なんか2回とも後ろよ」
今にも「私と席を変わりなさい」と言わんばかりの迫力。
幸運な女性「運を使い果たした・・」トークで防戦一方。
シリアスな光景に、思わず目を背けた。
幸運な女性「運を使い果たした・・」トークで防戦一方。
シリアスな光景に、思わず目を背けた。
「開演に先立ち、お願いを申し上げます」
そろそろ、開演の時間だ。
いろいろな禁止事項のアナウンスが入る。
いつものお約束だな・・
と思っていたら
「じどりぼうのご使用は後ろの方のご迷惑になりますのでご遠慮ください」
地鶏棒?
ローソンで売っていたやつか
いや、あれはなんこつつくね棒だ
つづく
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